潜水漁師が船長を務める石川県橋立漁港の遊漁船

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2007年4月30日

入食いのハチメ

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夕方、海がべた凪になったのでちょっと沖の根のあるところに釣りに行ってきました。餌は小あじ、オモリとハリだけの簡単な仕掛けでしたけどまぁ、釣れる、釣れる、ほとんど入食い状態でした。これでブイヤベースを作ると旨そー!でもめんどくさかったので味噌汁とから揚げして食べました。

2007年4月29日

老武士の風格

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トロ箱からはみ出した尻尾、イカツイ面構え、旨そうと言うより近寄りがたい風格がみなぎる大鯛。なにやら凄みのある老武士を連想させます。井上靖風でいうと「海野加賀守鯛介、3尺に近い巨躯はさすがに傷が目立ち、全身に茶褐色の陰影が多くなり、何といっても老いの影は覆うべくもなかったが、しかし、鋭い眼光と鷲型の大きな鼻と、真一文字に引き結ばれた口許には、なお壮者を凌ぐ精悍な気が漲っていた。」といった具合に紹介され物語に入っていく感じでしょうか。あまり詳しく書くと私の戦国フェチがばれるのでこの辺にしておきます。

2007年4月26日

グラン・ブルーの世界

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そう、あれは数年前のエビ漁での出来事でした。沖合い約60キロ、360度水平線に囲まれた海でエビ網のロープがプロペラの軸に絡まり身動きがとれなくなりました。天候の急変で風でも吹いて大きい横波でもくらったら大変です。わたしは少ない勇気をふりしぼり、潜水具を身につけ体に命綱を巻き海へダイブしました。ナイフで絡まったロープを切り離しその漂うロープの行方に眼を見張りました。透明から薄い青へ、そして群青から闇へ、どこまでも続く透明な世界、スローモーションのように落ちていくロープの残骸・・・「グラン・ブルー」とはこのような世界だなと実感しました。死と隣り合わせの美、この緊張感がいいですね。

2007年4月23日

甘エビより高級なシロトラエビ

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エビのなかでもトップクラスの旨さのシロトラエビ、船に乗っているときでも食事に使うか、使わないか迷ったほど高級なエビです。エィッと味噌汁の具に使うと、ダシがとっても効いて、しかも身が縮まずプリプリでした。銀座の吉兆でもこの味はだせないと思います。でも吉兆なんて行くことないんだろうなー。

2007年4月22日

選別が終わらない・・・其の二

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船の上がごったかえしているので、オカで魚をトロ箱に詰めています。トロ箱に魚を詰めることを「魚をたてる」といいます。ここまで丁寧な作業をしないと魚が売れないんですね。さぁ、早く帰らないと寝る時間がなくなるよ・・・ちなみに今の時間が18時で、23時には出港です。帰宅しシャワーして飯食べて少し横になったら出発です。ちょっとつらくない?

選別が終わらない・・・ 其の一

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漁を終え船が帰港しても魚の選別が間に合わないことが多々あります。ちなみに魚を選別することを「魚をよる」と浜ではいいます。今回は白カレイと赤カレイです。さぁ、急げ、急げ!

2007年4月20日

アザラシの子供?

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この不気味な面構え、私のためにわざわざトロ箱にいれて持ってきてくれました。「これ、食うてぇみぃや。北海道あたりじゃ鍋にするらしいぞ。」と言われても・・・いやだ。申し訳ないがうやむやに苦笑いして逃げてきました。帰ってお魚図鑑で調べてみると、名前は「ほていうお」、肉質はアンコウに似ており北海道ではごっこ汁(鍋料理)にします。船に乗っている頃、この魚がいるとボールがわりに投げつけたり、短い尻尾を指に挟み裕次郎グラスの真似をしたりして遊んでいました。子供くせぇーなぁ。

2007年4月19日

サンセットクルージング

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エンジンの調子を確認するため夕方、ひとっ走り行ってきました。ワカメ漁が解禁になっているのですが、なかなかテンションがあがりません。生ワカメの値の安さのせい?このところの寒さのせい?まぁ、週末になったら潜ろうかな、いや、釣りをしようかな・・・

2007年4月18日

橋立産山菜

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家の近くの丘陵地に生えていた山菜です。ノブキ、ワラビ、タラノメです。ノビルもたくさん生えています。山菜パスタでも作ろうかな。

2007年4月17日

とてもきれいな身でした。

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石川ではだいたい50cm以下のサワラをサゴシと呼びます。くせのない上品な白身は、照り焼きにすると絶品です。瀬戸内海や関西地方では、コクのある西京みそに漬け込んだりみそ焼きにしたりする西京漬けや西京焼きが有名です。さらに、フライや塩焼き、てんぷら、ムニエルなど幅広く料理されています。

定置網漁 其の四

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サワラがたくさんとれましたねー。大きなマアジもたくさん獲れていました。刺身にすると旨そー!

定置網漁 其の三

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軽トラックに荷台に下ろされた魚は種類や大きさによってすばやく選別されます。

定置網漁 其の二

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さあ、今日は何がたくさん獲れたのでしょうか!

定置網漁 其の一

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定置網漁の魚の水揚げです。大きいタモを使い陸に止まっている軽トラックに下ろします。

2007年4月16日

今日のおかずは・・・

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底曳き船 宝勝丸の魚の荷おろしを手伝うと船頭の奥さんから「おかず、もってきね。」と声をかけられ、少してすが魚をわけてもらいます。今日のおかずは甘エビ、さっそく夜食べました。こんなきれいな甘エビ、浜の人以外は食べれないでしょう。

たまにお弁当の注文もあります。

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週末まどにたまにお弁当の注文もあります。ある程度の予算があったらいろいろな料理を盛り込めて楽しいです。今日は一個1000円のお弁当なので牛モモ肉のローストビーフや天然ブリの照り焼きなどちょい贅沢なメニューとなりました。ちょっとローストビーフ厚く切りすぎてしまいました。おばあちゃん方、はたして噛み切れるでしょうか・・・・

2007年4月13日

幻の魚? ミズゴロク

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テレビの北陸の旅行特集でよく幻の魚の鍋料理とか、コラーゲンたっぷりの魚とかで紹介される魚、ミズゴロク。しかしこの魚、ちっとも幻ではありません。エビ漁のときはこの魚、邪魔で邪魔でしょうがありませんでした。仕方なく数十箱はとりましたが、あとは海に投げてました。船頭がミズゴロクとトラエビの味噌汁が好きでたまに作ってましたが、若い衆には人気はいまひとつ。私個人としましては、煮付けにすると身がゼリーのようにプルプルして食べやすかったです。しかし、しっかりと火が入っていないと顔が腫れて大変なことになると船頭が言ってました。

2007年4月12日

どっちが真鯛?

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上の魚がサコ鯛、正式名称は「ちだい」です。真鯛ととても似ていますが頭の形や体色が微妙に違います。味は真鯛より少し落ちるといわれていますが、浜ではサコ鯛のほうが甘みがあって旨いと評判がいいです。夏季には真鯛の味が落ちるのでむしろこちらのほうが喜ばれます。

2007年4月11日

猫に大人気のウマヅラカワハギ

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あるお客様からカワハギ一箱(4キロ分)のご注文をいただきました。きれいに調理してして持っていくと、玄関口に上品な猫の姿が・・、そう、このカワハギは猫の餌用に使うみたいです。ちょっと興味があったので聞いてみるとこの猫ちゃん、刺身用のカワハギしか食べないみたいで冷凍ものはちょっと不満があるそうです。ちなみに猫ちゃんにはカワハギを炊いて、少し醤油をたらし箸で身をほぐしてあげるそうです。恐れ入りました。

2007年4月10日

胸びれが美しいほうぼう

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ほうぼうの淡白な白身の肉は歯ごたえがあり、おいしい高級魚として扱われています。旬は冬から春にかけてで、鍋やブイヤベース、刺身、塩焼き、蒸し物、揚げ物、酢の物などにして賞味されています。昔、スクーバダイビング中に砂底にじっとしているほうぼうをよく見ました。暗い水底にいるホウボウに水中ライトをあてると、青色に縁取られたウグイス色の胸びれの中に青色の斑点が煌き、呼吸をするのを忘れるくらい美しかったです。

2007年4月 8日

抜群の透明度!

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今日の泉の浜の透明度、最高ですね。こんなきれいな海を見ると元気が沸いてきます。元気が沸きすぎて、昼から木場潟一周ジョギングして、それでも物足りなく市民プールでたっぷり泳いできました。しかし体重は減らず・・

雑草に埋もれる石垣

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昔、北前船で栄えた橋立は日本有数の富豪の村でした。今でもその面影を残す石垣(建物の基礎部分)がいたるところに残っています。今は雑木林ですが私の家の近くにもテニスコートがあった場所があったり、漁港の近くには「遊園地前」という浜の名前があったり、明治時代にはもの凄く近代的でモダンな村だったそうです。

2007年4月 7日

ツマジロとヤリイカのパスタ

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売れ残った(悲)ツマジロガニとヤリイカでトマトソースのパスタを作ってみました。ツマジロの実力、恐るべし! 甲殻類の旨みがトマトソースと絡み、家族で食べるのが惜しいくらい旨かったです。この旨さ、お客さんに教えてあげたいです。

2007年4月 6日

東京へ行ってらっしゃい

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4月も中頃になってくると気温の上昇のため、一夜干しがそろそろ終了となります。この配送が最後になるかな。今日の行き先は東京周辺、頼む!俺も連れてってくれ・・・ちょっと重いけど・・・

2007年4月 5日

特大甘エビ

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船上で甘エビは、大エビ、中エビ、小エビ、ピンエビ(小以下)、子持ち大、子持ち、の6種類に分別します。これが大エビ、大きいでしょう!。普通、大エビは料亭や温泉旅館に買い取られます。戸井鮮魚はこのサイズを贈答用に注文を受けてます。だいたい一匹100円くらいかな。最近、とっても人気のある商品の一つです。ちなみにこの携帯電話は11cmくらいですので、尻尾をのばしたら15cmくらいになるでしょうね。でけー!

2007年4月 4日

Penne al Granchio

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この時期刺し網漁でワタリガニがよく獲れてます。味噌汁や中華の具としてお客様からとても人気のある商品の一つです。私個人としてはパスタの具としてして使ってます。戸井鮮魚のワタリガニはさっきまで生きていた超新鮮なものなので、ミソや甲羅から出る旨みがトマトソースと絡み合い、コクと深みのあるごちそうパスタができます。そのパスタがこちらのブログ木場潟湖畔のアトリエから からご覧になれます。ね、旨そうでしょ!

2007年4月 3日

エンジン好調!

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エンジンも一発でかかり一安心。これに魚探とGPSがあればいいのになー。だれか譲ってくれないかなー。

そろそろ準備しょうっと!

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4/15から始まるワカメ漁にそなえ、海楽丸の船底のペンキ塗りを娘にやらせているところ。これを塗らないと、船底に藻やフジツボがびっしり生えて大変なことになります。ちょっと試運転してこようっと!

リンク集

トイットデザイン
金沢で活動している建築家、私の兄です。
木場潟湖畔のアトリエから
小松で活動している建築家、木田さんのブログ。
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写真がとっても素敵なブログです。小松のキャパ。
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2007年4月 1日

これができればチョイ一人前 其の二

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このような形になります。「さつま」は高い強度と、結び目の美しさがあります。この「さつま」を作っている姿をみると、その人の漁師としての熟練度がだいだいわかります。これがテキパキできると漁師としてすこし認めてもらえます。老漁師が若い漁師に「おい、アンちゃん!さつま、できるようになったか?」とよく声をかけていますね。

これができればチョイ一人前 其の一

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ロープを編んでつなぐことを漁師用語で「さつま」といいます。これはその応用編でロープの端に輪をつくるところです。スパイキーという先の細い鉄の棒を使い、編みこんでいきます。完成すると・・・

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