燃料費高騰の影響で船の巡航速度を遅くしたために、9月からセリ時間が18:30から19:00となりました。
魚場の遠いエビ漁はセリの途中で帰港、急いで品物をセリ場に並べます。

ダイハチ車を使ってエビをセリ場へと運びます。

並べ方もルールがあります。大きさ、色の良し悪し、種類などによって決められています。
順番は、①子持ち甘エビの大(100入り) ②子持ち甘エビ(200入) ③甘えび大(100入)
④甘エビ中 ⑤甘エビ小 ⑥甘エビ(ピン・・・極小) となります。
私が贈答品で使うのが①の子持ち甘エビの大(100入り)です。数は出回らない貴重品です。

このエビは⑥のピンエビです。干しエビなどの加工品として扱われます。値も安いです。

エビ場の赤カレイは艶々していて身が厚くしっかりしています。エビより高値がつきます。これをたくさん獲ると水揚げ額がググーッと上がります。

昨日大漁だったミズゴロクです。ヌルヌル系です。コラーゲンたっぷりです。鍋や煮つけにするとブヨブヨな身が美味しいです。ズルズルっといっちゃって!

イカの仲間だけど名前がミミダコ。スミブクロを取って煮付けすると、ミッキーマウスのように両耳がピンと立ちます。頭のなかのご飯粒みたいな白いブツブツが美味しいです。
ナギが続きます。「網あたり」で魚が少なめです。そろそろシケてもいいヨ。

仕込みが続きます。干物用にメギスとハタハタとサコ鯛。コツコツと捌きます。

アオリイカのお腹の中は豆アジでいっぱいです。

嫁さんも捌きます。性欲と権力と食欲が渦巻く深夜の新宿歌舞伎町で私にナンパされたばっかりに数奇な人生を歩むことになりました。南無阿弥陀仏