潜水漁師が船長を務める石川県橋立漁港の遊漁船

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セリがないのに潜ってます

今日、明日とセリ市はお休みとなります。私も潜るのを休んでもいいんですが、ジョグ以外これといってすることがないので、今日も早朝から潜ります。

朝、起きて泉の浜の鏡のように凪いだ海を見るとガマンできません。きっとアナタだってそうに違いありません。

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今日はココに決めた! すばやくアンカリングしてエントリー。

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茎の太いゴワゴワしたワカメには目もくれず、茎の細い薄緑色の柔らかいワカメだけ選って獲ります。
これなんていいんじゃない? 今晩はワカメしゃぶしゃぶだね。

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この画像の中にサザエが2つあるんだけどわかりますか? サザエ解禁は7月、今はそっとしておきます。

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ウミウシです。これは地味ですが中にはとっても色どりが派手なものもいます。ウミウシマニアが多いのも頷けます。

スクーバダイビングでも初めのうちはイソマグロやマンタやナポレオンといった大物スター級に憧れるのですが、本数を重ねるうちにマグロよりマクロの方に趣きが移っていくのが常道です。

多種多様なエビやハゼの仲間、内湾域の生物など、いわゆるマニアック系の生物に夢中になってきます。そうなると厄介です。よりいい水中カメラ、ストロボがどうしても欲しくなり金がないのにローンで買っちゃいます。

週末は家族放ったらかしでダイビング、夏休みには遠征、危険を伴う深海への誘い、冬にはドライスーツの購入・・・重症です。嫁さんや子供をどう説得するのか・・・シーラナイ!

           「やっと会えたんだよ、かわいいだろ、このマンジュウイシモチ・・・」

   「40m位の深場にいてさ、フラッシュたくと紫色が輝くんだよ、このスミレナガハナダイ・・・」

    必死に写真を見せて嫁さんのご機嫌をとろうとしている父ちゃんの姿が目に浮かびます。

インストラクターはいかにしてお客さんをマクロ派にするかが腕の見せ所でもあります。大物目当てのダイビングはギャンブル的要素が強く、アタリハズレがあります。いつもそこにマンタいる、マグロがいるってことはないですからね。イントラが、

         「今日のダイビングはマンタがいなかったからハズレだね。」

などと決して口にしてはいけません。お客さんは数ヶ月前からお金を貯めていろいろ計画して、大事な時間を使ってダイビングしています。お客さんをガッカリさせる発言は慎むべきです。

そうではなく、

「マンタはいなかったけど、ハナヒゲウツボのブルーはキレイだったね!これのヤングは黒いんだよ!」

「クマノミはヒトハマ、ニクマ、サンカクレといって、カラダに線が1本のがハマクマノミ、2本がクマノミ、3本がカクレクマノミ。今日はどれを見た?明日はサンゴじゃなく砂地にいるトウアカクマノミを見に行く?」

             ほら、アナタもだんだんとマクロ派になってきたでしょ?


        っていうか私は何の話をしているのでしょうか? ヒマなのでお許しを・・・・

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気がつくとキビナゴ(かな?)の群れに囲まれてました。


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この小魚を追ってスズキやアジやサワラやガンドがやって来ます。

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戦艦「三笠」の船首部分のような岩です。地形は起伏に富んでます。

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一食一宿の義理のためワカメ干し作業を手伝ってくれてます。ありがとう!

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プレデターのように擬態を使う嫁さん。私の囁くような愚痴を敏感に嗅ぎわけ頭を小突くのが得意技。チョット、40近い男の頭をそう簡単に叩かないでね。

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