潜水漁師が船長を務める石川県橋立漁港の遊漁船

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そぞろ神の物につきて心をくるわせ・・

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今日の泉の浜の様子、静かそうですが沖では南西の風がやや強く吹いてます。定置網漁は出漁しましたが底引き船、ゴチ網船は休漁です。

今朝は少しの間激しい雨風が吹きましたが、その後は晴れ上がりアスファルトから蒸すような熱気を感じました。いよいよ夏ですね。まぁ、その前にうっとうしい梅雨がありますが・・・

6月の中旬になると思い出すのは遠い昔の沖縄のダイビング仕事のこと。遠い昔っていっても19年くらい前のこと。約2ヶ月に及ぶ夏休みを前に日大6階の部室では、いつから沖縄へ行くの? という話題が中心となってました。

仕事というか居候というか、とにかく奴隷扱いでもいいから本数を潜りダイビング技術を身に付けたいという、はやる気持ちを抑えることができなくなってきてました。私のみならずみんなが。

私の同期では、私の西表渡航を筆頭に久米、宮古、慶良間、大島、三宅、八丈、奄美とみんなバラバラの場所へ丁稚奉公(?)へ行きました。実際、現地のオーナー達は学生バイトのことをデッチと呼んでました。

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その身分はオーナー家のペット以下です。ペットにイタズラしようものなら即強制送還です。オーナーに気に入られるよう真面目に働き、時間があったら残圧のあるタンクを担ぎ、船底をタワシで磨き上げる毎日。いつしか、私に冗談を言ってくれるようになり側について働くことが多くなりました。まさに門前の小僧状態、距離感のある緊張が漂います。

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3年間通った西表の夏の沖縄バイトが未だにに心の中心にドンと構えてます。オガンの東の根のイソマグロの群れ、西のスポットの想像を絶するほどの多種のサンゴ、枝サンゴのカケラでできているバラス島での休憩、ハトマ島リーフ内での入食いルアーフィッシング、夜空はいつものミルキーウェイ、あれって雲じゃないんだ!・・・

          こんなエキサイティングな体験したらまともな社会人にはなれないね。

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   ゛そぞろ神の物につきて心をくるわせ、道祖神のまねきにあひて、取るもの手につかず。゛

こんな奥の細道的な気持ち、よくわかります。夏が近づくとなんだかソワソワして、いてもたってもいられなくなりますね。

   「それでアナタは腐るのがイヤなばかりに独楽みたいに回転しつづけてるってわけね。」
                                                 
                                                  トイママ語録

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