
お隣のガラス作家の秋友さんに白山の魅力を伝えたいという思いで、山隊長と私の二人で万全のサポートをする日帰り白山登山を敢行しました。
ただ、私の都合で夕方の6時半からのセリ市に間に合いたいので、約8時間で山頂往復を目指します。ちょっとだけハードだけど、なんとかなるでしょう。
合い言葉は、「ビスターリ、ビスターリ」(ゆっくり、ゆっくり)

秋晴れの爽やかな天気に恵まれました。とにかく私達の山行はいつも天気を味方につけてます。
私達の日々のおこないが良い、なんてことは決してありません。
いや、むしろ悪いくらいなんですが・

大きな岩が目の前にあると、岩の上に登りたがる人と、ただ下から見てるだけの人との2パターンが存在します。
どちらがいいとは言えませんが、秋友さんには登る人になってほしい。

岩の上で腕立て伏せでバンプアップする必要が特になくても、ここは敢えて私が道化師役となり、小隊の士気を高めます。

たとえ、怖くて自力で下に降りられなくても、男にはやらなくてはならない時があるのです。

室堂で休憩することなく、イッキに山頂を目指します。長い休憩は腰が重くなるだけです。

イワヒバリと雲海、そして左には乗鞍の山頂が見え隠れしています。頂上が近づいてきました。

それにしても白山の山道はよく整備されてて登りやすいです。さぁ、もう一息だ。頑張ろう。

そして山頂です。お疲れ様でした。雲が広がってきましたが景色はとてもいいです。

白山登山初経験の秋友さんに足腰の疲れを感じさせないために、敢えてテンション高めな雰囲気作りをするサポートチームです。どこまで演技で、どこまで天然なのか見極めはとても難しいですが・・
日本海と白山連峰との間に生活している、海山の申し子である加賀の色彩を色濃く反映したガラス創作に、今回の登山が少しでもプラスになれば幸いです。
とはいえ、そんなことより、私達のフィジカルな遊び仲間になってくれることが一番嬉しいです。

昼飯をささっと食べて、酒飲んで、すぐに下山です。温泉はいってサッパリしてセリに行こう。