潜水漁師が船長を務める石川県橋立漁港の遊漁船

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2009年5月30日

新しい家族

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新しい家族ができました。コザクラインコのBuono君、オスかメスかは不明。水浴びが好きで、(酔うと?)噛み癖があり、人なつっこい、まるで私(?)のような性格です。

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                「ピアチェーレ!ボーノ君、美味しいか?」

   「チャオ、旦那、グラッツェ! とってもボーノ・ボーノよ。楽しくやろうぜ、ベル・ファボーレ!」

2009年5月28日

今日の海の中

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今日の泉の浜の様子、ベタナギのスカスカなら潜るしかないでしょ!

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泉の浜のちょっと沖でアンカーリング。

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今日も水がキレイです。仕事をする前にカメラを持ってエントリー。

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底揺れがなく撮影しやすいです。ワカメがたくさんあるけど仕事は後回し、遊びましょう。

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根魚のカサゴです。こちらが近づかないかぎり、ジッと根に張り付いています。

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メバルです。数匹の群れをつくってます。

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頭を斜め上方に向けて佇んでいます。ぼんやり何を眺めているの? 

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いろんな海藻がたくさん生えてます。なんて元気な海なんでしょうか!

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水温が上がると魚の活性が良くなります。今日、友達が橋立沖水深30Mの瀬のところでジギングをしたところスズキが入食いだったようです。良ちゃん、ちょっとジェラシー・・・

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シルバーに輝くアワビの殻が落ちてました。石鹸入れにするか、山本勘介みたいな眼帯にするか、使い方はアナタ次第。

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橋立潜水組合長です。私のことは気にしなくていいから作業を続けてくれ。

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ジュゴンのようにワカメを獲りつくしています。たくさん獲って、たくさん干してネンネを養え。昼間のパパはカッコイイ!

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私はワカメのメカブ狙いです。メカブを湯通ししてトントンと包丁で刻むと粘り気がでます。それを器に盛り鰹節とワサビを添え、醤油をかけてよく混ぜたら「めかぶのたたき」の出来上がり。

熱いご飯にかけてハフハフいいながらかきこむと最高! 卵黄を加えると旨すぎて気絶しそうです。

フレンチ風にジャガイモをすりおろしてスープのトロミをつけるかわりに、メカブを代用しても面白そうです。

              メカブのヌラヌラとした妖しい誘惑、 使いかたはアナタ次第。

                食材、料理、森羅万象において多情多感たれ。

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メカブに含まれるフコイダンには抗がん性があり、肝機能の回復などにも効果があることがわかってます。バカ売れ間違いなし。

2009年5月26日

真昼の空の色

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空の色と秋友ガラスの色がほとんど同じの今日の泉の浜、波が申し訳なさそうにクールにスイングしています。

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               また君に恋してる いままでよりも深く

なんか下町のナポレオンいいちこのポスターみたい。

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私の右腕にはターコイズブルーのブレスレット、こちらも真昼の空の色です。

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風花さん手作りのターコイズのブレスです。

ターコイズは災いから身を守り、成功へと導くと言い伝えられています。

血を好む戦いの民として知られている、メソアメリカの古代アステカ人たちは、仮面、ナイフ、盾など相手を威嚇する道具の装飾としてターコイズの象眼をふんだんに用いました。

また、やはり好戦的で誇り高い民として歴史に名を残すネイティブアメリカンのアパッチ族たちも、お守りとしてターコイズを重用していました。

     女性っぽいイメージではない、精悍な黒豹のような石ですね。気に入りました!

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銀細工には2匹の魚が描かれてます。モンゴルの国旗にも2匹の魚が描かれていて、これは魚は決してまばたきしないということから、常に警戒を怠らないこと、目を見開いて物事に対峙すること、それと永久性を象徴しています。

古代アスタカ人、アパッチ族、蒙古の騎馬戦士たちに愛されたこのターコイズブルーのブレス、男になりたかったら買うべし。

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こちらはトイママのブレス、風花さん、ステキです。尊敬します!ありがとうございました。

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今、東京で大人気(?)の小笠原生まれの漁業従業者用サンダル、略してギョサン。これは特に人気のあるシロギョサン。丈夫一辺倒、磯ですべらない、鼻緒が抜けないところがいい。

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真夏の果実、そろそろスイカの季節です。

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クロスカントリー大会はもうすぐ、そろそろ真剣に筋トレしようっと! ターコイズよ、我に力を!

2009年5月24日

透明感のある世界

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今日の橋立沖の様子、海楽丸のダンフォースのアンカーがはっきりと見えるくらいの透明度の良さです。ナギの日の海を見てるだけで心が救われる思いです。いつもありがとう。感謝してます。

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お隣りのガラス作家の秋友さんの作品も橋立の海同様の透明感があります。眺めていると海を巡る思い出が次々と浮かんできます。

葉山、大島、三宅、八丈、久米、宮古、座間味、西表、小笠原、フィジー、バリ、フィリピン・・・・・

あれは現実のことだったのか、幻だったのか、夢だったのか。時間だけが流れていきます。

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ガラスの中の気泡は私が水中で吐く息と同じ、ゆっくり静かに、キラキラ輝く水面へ吸い込まれていくようです。高熱のガラスに吹き込む作品は技術、経験、偶然、そして瞬間の結晶。その気泡、その一瞬は永遠にそのまま、そこにいつまでも残ってます。

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茨城県でのガラス展、健闘を祈る!

2009年5月23日

橋立三段スペシャル

    鮮魚の地方発送は戸井鮮魚にとって大事な仕事です。今日はどんな魚を送るのでしょうか?

                      ちょっと覗いてみましょう。

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ノドグロとアマダイです。どちらもトップクラスの高級魚です。

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一段目はこれで決まり。ノドグロの塩焼きなんていいね。 この大きいサイズのノドグロの塩焼きを料理屋で食べると5.000円はするでしょう。ちょっと手がでないですね。刺身で食べて、アラで味噌汁も悪くないね。

アマダイはグジとも呼ばれています。主に刺し網漁で獲れてます。大きいものはノドグロ同様手が出ないです。

私のようなプロレタリア階級は、ただ指をくわえて、右から左へ流すだけ。食べてみたいかって?なんか札束を食べてるみたいで・・・

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二段目は特大子持ち甘エビとバイ貝です。1回のセリ市で数箱しかない特大子持ち甘エビです。
初めて見る方はこの大きさに驚くことでしょう。

バイ貝は煮付けも旨いし、殻を割って刺身するとコリコリした食感が心地いいし、フレンチ風にニンニクとパセリとバターを練りこんでオーブンで焼いてもいいし、どれにするか迷います。

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三段目はハタハタの一夜干しと、真鯛の昆布締めと、干しワカメです。全て自家製の手のこんだ品ばかりです。

           オール橋立産の豪華ラインナップ、どうだ、参ったか!

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こんなご馳走が並んだ宴会にお呼ばれされたいてすね。料理屋さんでこれだけの魚を食べたら一体いくらかかるのでしょうか? 会計の伝票を見るのに勇気がいりますね。

2009年5月21日

ワカメ日和

昨日、今日とワカメ日和が続きます。

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ベタナギの泉の浜、明日からはシケ模様。今がチャンスタイムです。沖に行こう!

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早朝から潜って、子供が学校に行く時間くらいまでに帰ってきてワカメを干します。干しワカメは一日で仕上げることがポイントです。

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ワカメを水洗いして洗濯バサミで吊るします。

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申し分のない好天、まるで夏のよう。これなら一日でカラッと仕上がりそう。

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たまに見て周りワカメの乾き具合いをチェックします。葉を広げたり、乾きにくい茎を裂いたりしながら手をかけてあげます。

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トイジジパークでは、多くの種類の野鳥の鳴き声と橋立保育園児の元気な笑い声が交錯しています。

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イイ感じで乾いてきました。

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最後は地干しで仕上げます。そして袋詰めして終わり。

               ゛パッリパリやぞ、ゾクゾクするやろ゛

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セリに出す生ワカメは真ん中のいい所だけパックに詰めます。あとは全部捨てます。なんかほとんど捨ててるみたいな感じ・・・

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ここまでしないと商品にならないし、ちょっとでも不備があるとすぐクレームがきて信用が落ちます。オー、恐!

2009年5月19日

青物シリーズ

底引き漁は天候不良の為休んでばっかりなので、今時の定置網漁で獲れる青物を紹介します。

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本マグロの子供のメジマグロです。これで約3㌔、60㎝くらい。

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柵とりして、カツオのタタキ風みたいに強火で炙りました。

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あとはスライスしてサラダ風に仕上げてね。

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硬く締まった極上の大アジ。刺し網漁のものと違って揚がったものを船上で氷詰めするので驚きの鮮度の良さです。

           ‘みろやこの筋肉!かっちかちやぞ、ゾクゾクするやろ‘

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頭を落として、両脇に切り込みを入れます。

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イッキに皮を剥がします。この銀色を残すことがポイント。やはりキレイなものはすぐに売れます。

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フィレッティングナイフで三枚におろし、わき腹と小骨を取ります。

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ここまでやらないと売れません。ここまでやっても売れないこと多々あります・・・

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トビウオが獲れだすと初夏ですね。海楽丸の横を低空飛行する日も近いね。

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三枚におろしてパン粉付けしてもいいし、

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ヌタにしても刺身にしても美味。万能ネギを散らして生姜醤油で食べたいね。

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暑くなると売れ出すのが焼きサバです。塩、タレ、どっちがいい? 

今日の北国新聞の社説で、母親の80%以上は「子供に今以上に魚を食べさせたい」と思っているが、調理や後片付けに手間がかかるといった理由から肉料理に傾いている実情があり、その背景として近海魚を中心にした町の「魚屋さん」が減り、新鮮な地魚が入手しにくくなった、といった記事がありました。

戸井鮮魚は橋立伝統の車での対面販売を続ける貴重な存在になってくると思います。魚商人の高齢化によりあと10年も経つと私だけになったりして・・・まずいね、こりゃ。漁業と農業の面白さに早くみんな気づいて欲しいです。

コミュニケーション能力と料理センスと打たれ強く根性のある若い魚商人が増えれば、橋立の魚はもっと売れるのにね。

地方にとって再活性化し発展する所は「よそ者、若者、ばか者」を大切にする地域です。少なくとも私はそういう若者を大切にし、そしてみな兄弟(子分?)のようにお付き合いしていきたいものです。


             

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明日、発売の「金澤」に、

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私の記事が載ってます。キャー、恥ずかしい・・・

2009年5月17日

イパネマの娘

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                  なんてキレイな娘なんだろう

                スウイグしながら海辺を歩いてゆくよ

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                 イパネマの太陽のように黄金色の肌

                  彼女の歩く姿は一遍の詩のよう

                  ここを通りすぎる誰よりも美しい

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                 ああ、なぜ僕はひとりぼっちなんだろう

                  ああ、なぜこんなに悲しいんだろう

                  あの美しい娘は僕のものじゃない

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                   ただ通り過ぎていってしまうんだ

                    彼女は知っているのだろうか

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                  彼女が通り過ぎると世界中が微笑み

                      愛の力で輝くということを

                                           「Garota de Ipanema」

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                    シュラスコを食べ、ピンガを飲み

                         サンバで踊る

                       ボサノバで愛をささやき

                        抱き抱かれて眠る

                        ビーバ!ブラジル!
                        
                       梵天丸もかくありたい
             

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もう、いいって? しつこい?

2009年5月15日

中途半端なシケ

ここ最近、中途半端なシケが続きます。今週、底引き漁は休みばっかりでしたが、定置網漁が毎日出漁したおかげでなんとか商売できました。

                  青物ばかりですがたまにはいいよね? 

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定置網で獲れるサバは体色の輝きが違います。値段はキロ単価でいうとマダイの倍はします。
それだけ価値があるということです。

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三枚におろし、多めに塩をまぶして、

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酢につけこんで、

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薄皮を剥きとるとしめ鯖の出来上がり。鮮度抜群、こりゃたまらないね!

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サワラの子供のサコ゜シです。

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これも三枚におろし小骨を抜いておきます。フライ、ポアレ、グリル、煮付け、蒸し、揚げ、淡白な白身なのでどんな料理でも合わせやすいです。売れ残ったら中華の清蒸でもしようかな。

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ブリは冬のイメージがありますが、この時期パンバン揚がります。冬と違い脂がのっていないスリムなブリです。

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ここまで大きいと魚というより肉という感じです。切り身にして売ります。とても安いですよ。

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北風が吹くとサーフ日和となります。

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夕暮れのなかのサーフトリップ、いいんじゃない? 石川の海と山と魚の実力に脱帽です。

2009年5月13日

取立山トレッキング

石川と福井の県境に位置する標高1307mの取立山にアスリート仲間達とトレッキングに行ってきました。

小松鉄人レースで優勝経験のある女性アスリートを筆頭に4名での登山、私もタイツにピチピチのTシャツと一見するとトレイルランナーです。ぬかるみのような、危険でストイックな方向に染まりつつあります。

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高低差300mくらいの初心者コースです。箱庭のように山の魅力が詰った、ワクワクするようなトレッキングのスタートです。

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夏日となり肌に紫外線が刺さります。日焼け止めクリームは必需品です。私は塗らなかったけど・・・

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キレのよいウグイスの鳴き声が響きます。手で太陽を遮り、キラキラ眩しい木洩れ日の間に小鳥を探します。

自然を楽しむなんて20代の若いときはなかなか理解できなかったこと。30代後半になってやっと自然がその美しさを、少しだけですが、見せてくれます。

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一時間くらいで取立山の頂上に到着、そして休憩。

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白山が奥にドッシリ構えてます。平年に比べて残雪が少ないらしいです。山開きは夏です。登ってみたくない?

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下りは山道というより平原の散歩のようです。筋のように雪が残ってます。

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ミズバショウの群生地付近の地面はぬかるんでいます。幾筋もの渓流がチラホラ現われてきました。

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水は清らかで美しく、顔や腕の熱を冷ましてくれます。チョー気持ちイイ!

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長く続く尾根道、歩くのもいいけど走ってもみたいし、遠い昔、ハワイ島で遊んだホースバックライドもしてみたい!子供のお脳を持った、したいことがたくさんあるもうすぐ初老の私。

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崖のような岩肌をロープをつたって降りていきます。

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私も慎重に降りていきます。いくつになっても危険な箇所というのは男心をくすぐります。

日常の怠惰と憂鬱を打ち破るのは、男を男にするのは危機と遊びしかない、というニーチェの言葉はまさに名言です。

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崖を降りると突然、視界に大滝が現われます。夏には滝つぼで泳いでみたいですがマムシ天国のようなので近寄らない方がいいみたいです。この大滝は山の神の領域なのでしょうか。

3時間くらいで終了、初心者向きですがとても内容の濃いコースです。これからがベストシーズンです。
白峰のキレイになった総湯で一風呂浴びてマッタリしても夕方のセリにはしっかり間に合いました。

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白山を目前にしながら夏まで待つしかない、このジレンマにうち震える身の程知らずな私。

気分はまるで、ヒュダスペス河畔の戦いで勝利し全インド制圧目前のところで兵士達の説得により急遽バビロンへの帰路へ着くこととなったアレクサンドロス大王のよう。無念至極、運が尽きたか、バビロンで急逝。

            夢見心地でロマンチストのWatter Manでした・・・・

2009年5月11日

トイットの内見会

トイットは私の兄貴であり建築家でもあります。名前は建一郎、健康の健ではなく建築の建の一文字からわかる通り、生まれながらにして建築家になる宿命がありました。いわゆる建築バカ、建築以外のことは全くの無知、たぶんイチローや松坂の存在や豚インフルエンザのことや東京マラソンのことも知らないんじゃないかな? そんなトイットが設計した内灘の家の内見会に行ってまいりました。

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この家の最大の見所はリビングからせり出した長いベランダです。


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リビングから同レベルで戸外へ延びるベランダ床は幅1.8m、長さ15mの長大なもの。海の景色を楽しむためベランダを大きくとってます。

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こちらがリビングの前に広がる日本海です。手を伸ばせば触れることができそうな海景です。

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建物から突出している15mのベランダは支柱がないキャンティレバー(片持ち構造)。


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これにより浮遊感、なんと言いましょうか、海の中にリビングを浮かべる感じを演出しています。中に入ってみましょう。

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海を見ると子供のテンションがあがります。楽しくなったり気持ちよくなる空間です。初夏の日差し、火照ったカラダに海風が心地いい。

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15mのベランダの他にもう一つの特筆すべき点は、リビングとベランダを繋ぐ大きなピクチャーウインドウのダイナミックなこと。気持ちよさのためには労力と金を惜しんではいけません。海と空とリビングが一体となっており、まさに空中リビングと呼ぶにふさわしいです。

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2Fの中心にキッチンが配置されています。このキッチンの枠がセンターコアとなり建物の強度を保っているので先程のような大きな窓枠をとることができます。ちなみに木造建築です。

キッチン内のからは全ての部屋を見渡せます。オープンキッチンではない私好みのセミクローズ型かな。夏の夜、ここでトランス系の曲をかけてパーティーしてみたいものです。私、いい仕事するよ~

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サイケなシャツを着ている兄貴のトイット。酒好き、禁煙を繰り返す、脂が乗っている初老の40歳。もうすぐ一児のパパ。

2009年5月 9日

今日の海の中

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船の上からワカメがまる見えです。セリ市はお休みでも、こんなスカスカの海を前に潜らずにいられるか。今日も元気に水中カメラをもってエントリー。一緒に水中散歩しましょう。


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ウネリが少ないので今日のワカメ刈りは楽です。早々に仕事を切り上げて遊びましょう。

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なかなか魅力的な地形が続きます。時々、根の間からクロダイが悠然と出てきます。

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嫌われ者のクラゲですが、よく見るととてもキレイです。ジャガーのように曲線がスバラシイ。

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これもクラゲの一種かな? 

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海藻の森は小魚達の幼稚園です。

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小魚目線で覗いて見ました。海面がキラキラして眩しいです。

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「こっちへおいでよ!」 とベラが誘ってます。もちろん、ついていきます。ベラと浅瀬で遊ぼうか、海藻の森で昼寝しようか。

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気がつくと波打ち際です。波は小さくて弱く、小石がザワザワと洗われる音が心地いい。

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澄み切った水と白い砂浜、まるでジャン・リュック・ゴダール監督の「気狂いピエロ」のラストシーンのよう。その美しさがより切なさを際立たせます。


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誰もいない、白くて眩しい海岸。静かすぎて一瞬不安を覚えます。こんなときに誰かと出会って恋に落ちても決して不思議じゃない。

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寒さを忘れての水中散歩、皆さん、楽しかったですか? 妄想タイムはこれでおしまい。さぁ、上がりましょう。

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明日は母の日です。花の屋さん、キレイなお花をありがとうございます。鑑賞した後はトイジジパークに植え込みいたします。トイババもトイママも大変喜んでいました!

2009年5月 6日

GWの締めの宴会

長いようで短いGWもそろそろ終わりです。このお休みで遠方より来て頂いた方や、いつもお世話になっている方、遊んでくれてる方々に感謝の意をこめてささやかながらの宴会をご用意いたしました。

 今晩は美味しい食事とお酒と私のユーモアとウィットに富んだジョーク(下ネタ?)を楽しんでいってください。

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ヒラメの昆布締め姿造り。昆布で締めた白身のサクをやや厚く切りました。口の中でひろがる昆布の旨味と肉の弾力をお楽しみください。

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ため息がでるほど美しいガンドのお刺身です。ガンドとはブリの子供のこと、体長約50cmくらいで2~3㌔くらいのサイズ。

刺身で食べるなら脂の乗りすぎているブリよりガンドの方が断然旨い!と私は思いまが、味覚とは偏見の妄執でもあるので各個人よって感想は違います。

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じっくり時間をかけて作ったブイヤベース。小鯛をダシに使って2時間コトコト煮込み、濃厚なスープを作りました。鍋から湧き立つに香りはどこか懐かしく、ずっと前、そこに属してたかのような感覚に襲われます。私の前世はマルセイユの漁師なんでしょうか?

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私自らスープを取り分け、グリュイエールチーズをふりかけます。なんて立派なホストぶりでしょうか?!

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お造り用の余ったニンジンのツマのサラダ、ではなくフレンチ風にいうならば゛キャロット・ラペ゛。
器は九谷焼きの浅蔵一華さんの作品です。彼女は高校の一つ後輩、新進気鋭の女性作家です。

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橋立産天然ワカメと豆腐のサラダ。豆腐も見ようによってはモッツァレラチーズです。

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たこ焼き風コロッケ。子供が喜ぶ盛り付けです。

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秋友ガラスは清涼感があり、これから暑い季節にぴったりなお皿です。刺身を盛っても、カルパッチョでも、枝豆でも、スイカでもなんでも似合いそう。夏に向けて浴衣と風鈴と秋友ガラス、この3点があれば言う事なし! ガラスごと冷蔵庫で冷やすとなおステキ!

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福井県の大野のトンチャン(ホルモン)。私がいくら頑張ってフレンチやイタリアンを作っても、所詮このような焼肉には到底かないません。完敗です。肉の匂い・・たまらない・・・ホー・チ・ミンのような穏やかな笑顔を絶やさない私が突如、黒豹のような獰猛な肉食系男子になっちゃうよ!

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自家製サングリアは安物の白ワインを極上品へと変貌させてくれます。グレープフルーツの酸味がなんとも心地いいです。グビグビいけます。

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とても盛り上がった宴会、楽しかったです。これからも末長いおつきあいをお願いいたします。また、夏の終わり頃にやりたいね。みんな、ありがとう、そして元気に笑って暮らそうね。

2009年5月 4日

セリがないのに潜ってます

今日、明日とセリ市はお休みとなります。私も潜るのを休んでもいいんですが、ジョグ以外これといってすることがないので、今日も早朝から潜ります。

朝、起きて泉の浜の鏡のように凪いだ海を見るとガマンできません。きっとアナタだってそうに違いありません。

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今日はココに決めた! すばやくアンカリングしてエントリー。

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茎の太いゴワゴワしたワカメには目もくれず、茎の細い薄緑色の柔らかいワカメだけ選って獲ります。
これなんていいんじゃない? 今晩はワカメしゃぶしゃぶだね。

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この画像の中にサザエが2つあるんだけどわかりますか? サザエ解禁は7月、今はそっとしておきます。

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ウミウシです。これは地味ですが中にはとっても色どりが派手なものもいます。ウミウシマニアが多いのも頷けます。

スクーバダイビングでも初めのうちはイソマグロやマンタやナポレオンといった大物スター級に憧れるのですが、本数を重ねるうちにマグロよりマクロの方に趣きが移っていくのが常道です。

多種多様なエビやハゼの仲間、内湾域の生物など、いわゆるマニアック系の生物に夢中になってきます。そうなると厄介です。よりいい水中カメラ、ストロボがどうしても欲しくなり金がないのにローンで買っちゃいます。

週末は家族放ったらかしでダイビング、夏休みには遠征、危険を伴う深海への誘い、冬にはドライスーツの購入・・・重症です。嫁さんや子供をどう説得するのか・・・シーラナイ!

           「やっと会えたんだよ、かわいいだろ、このマンジュウイシモチ・・・」

   「40m位の深場にいてさ、フラッシュたくと紫色が輝くんだよ、このスミレナガハナダイ・・・」

    必死に写真を見せて嫁さんのご機嫌をとろうとしている父ちゃんの姿が目に浮かびます。

インストラクターはいかにしてお客さんをマクロ派にするかが腕の見せ所でもあります。大物目当てのダイビングはギャンブル的要素が強く、アタリハズレがあります。いつもそこにマンタいる、マグロがいるってことはないですからね。イントラが、

         「今日のダイビングはマンタがいなかったからハズレだね。」

などと決して口にしてはいけません。お客さんは数ヶ月前からお金を貯めていろいろ計画して、大事な時間を使ってダイビングしています。お客さんをガッカリさせる発言は慎むべきです。

そうではなく、

「マンタはいなかったけど、ハナヒゲウツボのブルーはキレイだったね!これのヤングは黒いんだよ!」

「クマノミはヒトハマ、ニクマ、サンカクレといって、カラダに線が1本のがハマクマノミ、2本がクマノミ、3本がカクレクマノミ。今日はどれを見た?明日はサンゴじゃなく砂地にいるトウアカクマノミを見に行く?」

             ほら、アナタもだんだんとマクロ派になってきたでしょ?


        っていうか私は何の話をしているのでしょうか? ヒマなのでお許しを・・・・

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気がつくとキビナゴ(かな?)の群れに囲まれてました。


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この小魚を追ってスズキやアジやサワラやガンドがやって来ます。

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戦艦「三笠」の船首部分のような岩です。地形は起伏に富んでます。

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一食一宿の義理のためワカメ干し作業を手伝ってくれてます。ありがとう!

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プレデターのように擬態を使う嫁さん。私の囁くような愚痴を敏感に嗅ぎわけ頭を小突くのが得意技。チョット、40近い男の頭をそう簡単に叩かないでね。

2009年5月 3日

今日の海の中

昼になると結構強い風が決まって吹くので、潜るなら早い時間がベターです。この風は温度差から生じる海陸風なのでしょうか?

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 ここは泉の浜の端っこの方です。加佐ノ岬が風よけしてくれるのでとても静かです。ワカメ漁が終わったので水中散歩でもしましょう。

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岩に隠れている魚を探しにいきましょう。水温が低いからあまり期待はできませんけど・・・

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フグがこちらを、やや緊張感に欠ける表情で見つめています。大丈夫、何もしないから。

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ベラは関西では人気があるみたいですが、石川では全く相手にされていません。

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メバルでしょうか? 数匹の群れがボンヤリと佇んでいました。橋立ではこの手の魚をひとくくりで「ハチメ」と呼んでいます。チャバチメ、クロバチメ、シロバチメ、などなど。


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よく見ると小さい魚が群れてます。


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海藻の中は外敵から身を守るかっこうの棲みかです。


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大渋滞の高速道路や人ばかりの行楽地とかと対極に存在する静かな海底、聞こえるのは耳抜きした時のプチッという音だけです。


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ご覧のような姿格好でワカメを獲っています。

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海士の仲間達、みんなストイックでマッチョ系でステキな笑顔をしています。好きなことを仕事にしている人はみんないい顔していますね。


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トイジジとトイババを酷使してワカメ干し作業、カラダもアタマも使わないと退化します。どんどん仕事を与えて働いてもらいます。これがホントの親孝行、かな(!?)

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GW中、戸井邸は民宿状態となります。昨晩は手巻寿司、魚はオール橋立産です。トラエビ、コウイカ、ガンド、コッダイ、ミズダコ、゛こんな鮮度のいい魚を食べれてラッキー!゛ と東京から来たお友達、大絶賛でした。

2009年5月 1日

海の中は春爛漫!

桜が散り新緑が眩しい今日この頃ですが、海の中でも春真っ盛りです。浅瀬では船の進入を拒むかのように海藻が生い茂っています。


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これ以上近づくとペラに海藻が絡まりそうです。

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これが辺り一面覆っています。

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このビーチは船でしか行けないところ。静かです。静けさが波の小さな音をより響かせます。

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洞窟が二つ、゛お夏のガンドー゛と呼ばれています。昔の話で母思いの海女のお夏さんが一日のノルマである100個のサザエの収穫のあと一つがなかなか見つからず、この洞窟の中を潜ってところ行方不明になってしまった、というチョット怖い話が残っています。だから私もあまり近づきたくありません。

       実際はイタリア・カプリ島の青の洞窟くらい幻想的だったりして・・・

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とろけるような甘い誘いを感じます。水温の低さなんて気になりません。水中カメラを持ってエントリー。


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3月に上京した際、表参道で見かけたアイルランドのセントパドリックスディのお祭りのような緑色の海藻が歓迎しています。

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ワカメも頑張って生えてます。負けるな、ワカメ、強く生えろ!

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この海藻ばっかりです。よく見ると海藻の周りに数㍉の幼魚がたくさん生息しています。私のカメラじゃ撮れない小ささです。生存率はごく僅か、生れてすぐに過酷な生が待ってます。泣いてるヒマなんてないね。

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海はいろいろなことを教えてくれます。今の自分なんてこの幼魚から比べればまだまだ甘ちゃんでちっぽけな存在です。常に謙虚な気持ちを持ち続けたいです。傲慢な態度を少しでも見せたりすれば、必ずそのしっぺ返しを受けます。それが今日なのか一週間後なのかはわかりませんが、必ず、絶対に、間違いなく起きるんです。

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そのしっぺ返しとは何か・・・などなど考えながらのエキジット。

                 海をいたわれば、海がいたわってくれる

                                          ハワイのことわざより

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ワカメを握るとバラバラと砕けるくらい乾燥させます。いい感じに仕上がりました。太陽と風に感謝!

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橋立産しぼりワカメ、お一ついかが? 

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