潜水漁師が船長を務める石川県橋立漁港の遊漁船

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朝ナギ

暁闇の頃、旅する魚屋の仕込みをしてると北風に乗って船のエンジン音が聞こえてきました。

    外は冬のように寒く、北風が身を切ります。泉の浜まで様子を見に行きましょう。

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泉の浜沖で横一列に並ぶ船隊、ロシアのバルチック艦隊か? それとも真珠湾へ向かう日本海軍空母機動部隊か?

そんなわけはなく、早朝に出漁する底引き船団です。夜までシケてて、朝になり海がようやく穏やかになって出漁することを゛朝ナギ゛といいます。

通常、朝ナギの場合、その日の夕方のセリには帰港せず(漁の時間が短すぎるため)、もう一日沖で操業し翌日の夕方に帰港します。このことを゛沖泊まり゛といいます。泊まるといっても寝るわけではありません。不眠不休で仕事をやり続けます。

底引き船の若い衆、なにが辛いかっていうと二日や三日寝られない事。仕事中、寝れる場所があれば、そこが廃墟の病院の霊安室であっても、新宿歌舞伎町の学生のゲロまみれになっている゛養老の瀧゛のトイレ脇でも寝れる自信がありました。それほど眠い。

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港からでてくる船を沖で待ち、全船出揃ったらヨ~イ、ドン!で漁場へ向かいます。とても公平なルールです。

    全船、シケの影響で夕方に帰港、水揚げはごく僅か、セリに行くまでもありません。

また、週末は大シケです。ちょっとウンザリ気味です。ウツにならないよう宴会でもして気を紛らわせるか・・

あっ、今回でブログの更新600回目です。魚をセリ落とす、仕込みする、売る、包丁を研ぐ、ブログ書く、といった具合にパソコンも調理道具の一つだと思ってます。

鮮魚を扱うには几帳面さが大事です。ブログとて同じ事。内容の鮮度とわかり易さはとても大切なこと、それより大切なことは私のなにげない表現で人をキズつけないこと。誰かをキズつけてまで面白いことを書こうとは思いません。それを肝に銘じて、これからも皆様に心の癒しを与えていけたらな~と思います。

           それにしてもよく続けているよな~と自分を褒めてあげたい。

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