潜水漁師が船長を務める石川県橋立漁港の遊漁船

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チャンスは一瞬 ハチのように刺せ!

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昨日の早朝の泉の浜の様子。深夜から降り続いた雪が止み、風も弱くなってきました。次の低気圧が接近するまで約1日の時間があります。

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底引き船、ごち網船は出漁準備に追われてます。まずは雪かき、そして滑らないようにホースで水撒き、

 

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新しい網を積み込み準備完了。

船頭の、「離せぃや~」の一言で船はゆっくりと離岸し、まだウネリの残る極寒の沖へ、上下に大きく揺れながら、黒煙をあげて進んでいきます。見てるだけで酔いそう・・・

船の上では漁場に着くまでに、若い衆は船倉に潜り込み、魚箱300箱に氷詰めをして、ママ(食事)して・・・そうこうしてるうちに網を投下、次の網作り、網上げ、、魚選別、パック詰め、の繰り返し。帰港するまで重労働、船酔い、不眠不休。不眠症でなく常眠症、幻覚・幻聴に悩まされる。

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朝に出漁することを゛朝ナギ゛といいます。再びシケが来る次の日の朝まで漁を続けます。

石川は太平洋側からやって来る台風には白山連峰が屏風となり滅法強いですが、大陸からやってくる低気圧には滅法弱いです。

冬の橋立船団はまるで矢吹丈のノーガード戦法のようです。次から次へと襲ってくる低気圧にヤラレ放題ですが、眼は死んでなく、虎視眈々と隙を狙い、チャンスがあれば日本海の懐深くへ踏み込み、カウンターパンチ一発でマットに沈めます。

沖では南西の強い風が吹き、明日からまたシケ模様です。でも春はすぐそこまで来ています。

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秋友ガラスの個展のお知らせ。岐阜の大垣市のギャラリー「我逢人」で2/23~2/27の間に開催されます。

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旅する妄想食堂のときの話。秋友さんをお客様に紹介するときに、

「橋立の底引き船の研修生でインドネシアから派遣されてきたアキト・モーさんです。日本に3年くらいいるのでご覧の通り日本語がかなり上手くなりました。まだラ行の発音が苦手ですが日常生活には困りません。ガラスは琉球で学び・・・」

無茶苦茶言ってゴメンね。お隣りの秋友さんは生粋の大阪人です。

でもお客様達は慈愛に満ちた表情で、ゆっくりとした口調で、そしてジェスチャー付きで、

「日本語、うまいねー」って褒めてたけど・・

おもしろいから、私、悲しい目をして、

「たまにホームシックになるみたいでさ、そんな日は夜、月に向かって゛チョーヨーイ゛って泣き叫ぶみたいよ・・・」

って呟きました。ところで゛チョーヨーイ゛って何語?・・・

芸術家は個性的な容貌のほうが絶対得です。

 

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