潜水漁師が船長を務める石川県橋立漁港の遊漁船

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2008年1月29日

一夜干しの作り方

石川県内は只今ハタハタがお買い得となっております。スーパーなどでたくさん仕入れて、一夜干しを作ってみてはいかがでしょうか? 作り方を簡単にご説明いたします。

ハタハタ3箱.JPG

カレイ20入り.JPG
まずは魚の仕入れから。 さぁ、ぼちぼちやりますか。


掃除.JPG
まずは内臓とエラを取り除きます。ぺティナイフや小出刃など、小さい包丁があると便利です。このとき、ハタハタの口まで切ると干棒が通せなくなるので注意してください。

掃除 2.JPG
内臓を取り除いたら、血合いをしっかり水で洗い流します。赤カレイの血合いは歯ブラシを使って、しっかりと落とします。これが残っていると、生臭いし仕上がりが雑に見えます。

塩水.JPG
掃除したハタハタを今度は塩水につけます。塩水濃度は約3%、時間は5~6時間くらい。

ハタハタ干し.JPG
塩水から取り出し、口のところに棒を差し込んで、風通しの良いところで干します。ベストは北から吹く浜風。

カレイ干し.JPG
仕上がりの目安は触ってみて、乾いているんだけどヒンヤリかつシットリしている状態。そう、金沢の色白美人さんような肌触りかな、触ったことないけど・・・。

とっても簡単な一夜干し、冷蔵で2~3日、冷凍で1ヶ月くらい保存できます。ぜひ、トライしてみて!
一度、自分で作るとスーパーの一夜干しが気味悪くて食べれなくなるというデメリットもあるけどね。

吹雪.JPG
週末の寒波の様子、この吹雪の中、やはりいた・・、サーファー達。よくやるなー!尊敬するよ。

サーフィン.JPG
なかなかのGOOD WAVE。サーファーだらけの湘南と違って波をほぼ一人占めできるので楽しいだろうな。

2008年1月27日

ハタハタ大漁!

ハタハタの大漁が続いています。宝勝丸は沖でハタハタを選りきれなかったので、着岸してパック詰めします。

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赤カレイやらババカレイやら白カレイなどを選別します。

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若い衆はかなりグロッキーな様子。挨拶がわりに股間に軽くジャブを打っても、タコ八郎のような寂しげな笑いをすこし浮かべるだけ。こりゃ相当疲れてるな。

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ハタハタは冷水機水槽の中にごっそりいます。

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これを大きなザルですくいます。ザルごと陸に上げて、あらかじめ用意しておいた氷入りパックにドドッと入れます。

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カレイでもハタハタでもなんでもいいからチョーダイ!

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きれいにパック詰めできました。セリ場へGO!

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船は給油して、氷とパックを積んで再び沖に向かいました。いわゆる゛折り返し゛。まだまだ過酷な操業は続く・・。

2008年1月24日

爆弾低気圧

今朝の未明から吹き始めた家をも揺るがす暴風、爆弾低気圧がやって来ました。海は大シケ、陸は雪まじりの冷たい強風、今日の魚売りは手がかじかんで、痛かったなー! まるでマッチ売りのおっちゃん?

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今日の黒崎海岸の様子。昨日と打って変わっての大シケ。波の高さ約5M。

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海が荒れる1月になると獲れだしてくるハタハタ。昨日は大漁でした。若い衆のみなさん、大変おつかれさまでした。

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調理法はあなた次第。煮付け、から揚げ、塩焼き、一夜干し、鍋、南蛮漬け、エスカベッシュ、フリット・・・、あ~、旨そう!

2008年1月23日

無風状態

シケの前になると風が、武田の軍勢のように一糸乱れず、ピタッと止みます。

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黒崎海岸の様子。波音もなくとても静かでした。しかし、この静けさもあと数時間、日本海の低気圧が台風並みに発達して、明日は大荒れになります。明日の魚売りは辛そう。

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この黄色い筒なんでしょうか? たぶん松の苗木を保護するものと思うのですが・・・

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中を覗くとこんな感じ。ずいぶん元気のない苗木がありました。

2008年1月21日

久々のダウン

画像 047.jpg
先週の半ばより体調を崩し、しばらくの間、冬眠してました。寒波にやられたかな? こんなヤワな身体じゃ、植村直己みたいな北極圏犬ぞり横断はできないな。

膨大な睡眠時間中、印象に残った夢シリーズ

其の一、齢36にして未だ高校を卒業できない悪夢

身の丈以上の高校に入学してしまったために未だ苦しめられる悪夢。特に数学がついていけず、居残り勉強。しかし、セリの時間と仕込みがあるので悠長に勉強もしてられない、どうしょう、先生・・・と半べそかいている自分。

其の二、心霊現象に悩まされる悪夢

寝ている私の足にちょっかいをだす何者、そーっと身体を起こし、その何者かに突撃する。しっかりした手ごたえ、しかし、姿は見えず。とりあえず、何者かをふとんで包んで、紐でしばり、嫁さんに大声で
「ゆ、幽霊掴まえたぞー!」
と叫んでいる夢。 

其の三、なんらかの理由で切腹しなければならない悪夢。

理由はわからないが夕方に切腹することになっていて、あ~、いやだなー、嘆いている夢。
「良平さん、本当に切腹するんか?」
「したくないけど、せんなんみたいや・・」
そんな会話をしながら夕方までソワソワして過ごす悪夢。

身体が弱っている時に見る夢はなんとも後味が悪いですね・・・

2008年1月15日

シケの後はgood wave

冬型の気圧配置が緩むと泉の浜にグッドウェーブがやって来ます。

ラインナップ.JPG
大きすぎず、小さすぎず、横に長いキレイな波でした。

ライドオン.JPG
小雪舞い散る中、パンツ一枚になりスーツに着替えて、シケて冷たい海に駆け込んでゆくサーファー達、私にはできないな・・。

一向一揆の里.JPG
海がシケていてセリもないので美味しい蕎麦を食べにいきました。ここは一向一揆の最後の砦があった鳥越、その昔、織田の家臣である柴田勝家率いる北陸方面軍によりハチャメチャにされたところ。

みたき.JPG
いついっても満席、順番待ちの゛みたき゛。

かき揚げそば.JPG
わざわざ遠方から来る価値ありの蕎麦屋さん。横には手取峡谷、奥に行くとスキー場、温泉もあるよ。

2008年1月13日

インチキ寿司

群馬から友来る。F君は東京のフレンチあがりで、パン屋やバーテンダーなど経験し、現在は新進気鋭の農業を営んでいるどことなく私と同じ匂いのする人物。つまり社会不適合者のマイノリティー(?)。
冬型の気圧配置のなか、ノーマルタイヤの軽トラで上越廻りの高速でやって来た命知らずの特攻野郎。しかし不安は的中、高速道路でスリップして横転、幸い後続車がいなかったので命拾いした悪運の強い男。その無謀さ、私、嫌いじゃありません・・・。
今日の晩飯は自宅で寿司を握ることになり、子供も交えてみんなで遊びました。

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インチキ寿司開店、ネタはたくさんあるよ。昨日の残りものだけどね。

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フクラギ(ブリの子供)の島寿司。身を30分くらい醤油につけておいて、ワサビではなくカラシをつけて握ります。学生の頃、八丈島で食べたカジキの島寿司、旨かったなー!

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ヤリイカ、マトウ鯛、タラのこぶ締め、卵、形は悪いが、一応寿司です。シャリがでかすぎて、胃がもたれる。しかし、残すことは許されません。

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アンコウ汁も残さず食べてね。明日の朝はアンコウ雑炊だな。

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冷酒をチビチビやりながら、これからの農業、漁業、販売手段などにについて語り合う。大規模より小規模、過剰な設備投資をせず、、人を雇わず家族のできる範囲でこじんまりとやる、ミニマムな方法がいいと結論。

去年、賞味期限の偽装で社会問題になった赤福の会長が不祥事の原因は?と記者に問われ、
「鮮度が重要な商品を広い範囲で販売したのが誤りだった。」
と答えています。この発言には仕事を続けるにあたり、重要なエッセンスがこめられていると思います。

2008年1月10日

今日セリ落とした魚

夕方のセリで落とした魚シリーズ。

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順を追って見ていきましょう。


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脱皮したてのズワイガニ、通称゛ムサガニ゛。殻が薄く身の入りも悪いが、その分お安いです。豪快にぶつ切りにして鍋に放り込んでください。いいダシがでます。

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ヤリイカ、お刺身でも煮付けでもなんでもこいです。

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チビっ子アンコウ、ぶつ切りにしてパックに入れて売ります。鍋でもいいし、中華風に甘辛く炒めてもgood。

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赤カレイとハタハタ。売れ残ったら一夜干しに変身して再アタックをかける。

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マトウ鯛、イタリア語ではサン・ピエトロ。サクにします。ウロコがないので手間が省けます。

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キレイな白身です。コリコリして甘みがあります。テーブルの主役になる食材です。きれいに盛り付けしてね。

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水ダコ、かなり大きいです。

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頭の中身と口と目を取り除き、塩で吸盤の汚れとヌメリを掃除します。これをしっかりしないと仕上がりが汚くなります。

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茹で上がったタコ、ほら、下処理が丁寧だからとってもキレイでしょ。ちょっとレア気味に仕上げてあります。

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惣菜用にとったメダイ、切り身にしてナントカ風のポアレにしようっと。

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昨日、売れ残ったアジは開いてフライにします。

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メギスも開いてテンプラにします。身の柔らかいメギスを開くのは面倒ですが、ここまでするとよく売れます。

  今日の仕込みはこれでおしまい。

正月に東京に里帰りしていた嫁さん、以前よく行ったいた高円寺の寿司屋で刺身と寿司を食べたところ、口に合わなかったボソリ言っていました。そりゃ、そうだよ、普段こんな新鮮な魚食べてるんだもん、口が肥えすぎたのさ。知りすぎて不幸になることの好例。

2008年1月 8日

初セリ

昨日、やっとセリが始まりました。ズワイガニは3/20まで解禁ですが、私の中ではもうカニは注文もそうなさそうなのであまり関心がありません。。新鮮な生魚が恋しいです。ちなみに昨日の一番高値のズワイは浜値で48.000円!! 売値はいくらで、誰がどこに贈答品として送るのか? この蟹の裏で数億円の金の動きありと私は見た・・・  別次元の覗いてはいけない世界の話。

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これからがシーズンのハタハタ。サイズは小さいが値は一人前。

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身が厚く、マコたっぷりの赤カレイ。塩焼き、煮付け、ムニエル、干物、なんでもこいの魚です。

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低脂肪のダイエット食品のタラ。白子、マコ、どちらも大きくて旨くなってきてます。

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お年寄りの方に人気のあるアカラ。昔、煮付けにしてよく食べた魚らしいです。

香箱蟹はそろそろ禁漁になります。今年はハタハタの大群が押し寄せるでしょうか?

2008年1月 6日

加佐岬灯台

自宅から歩いて5分くらいのところある加佐岬灯台、ちょっと散歩に行きましょう。

国定公園の雑木林の中にある松の木のキズ、熊でもいるのかな?

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実はこのキズ、太平洋戦争に関係があります。戦争末期、戦闘機の燃料不足を補うために松脂を採取したキズなのです。ただし200本の松の木で航空機が飛べる時間はたった1時間、いまだに残る戦争のキズ跡。

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白くそびえ立つ加佐岬灯台、沖から帰ってくる船を暖かく迎えてくれる気がします。下の方に降りてみましょう。

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突端の先まで行くことができます。沖にある岩場は黒鯛釣りの好ポイント。

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眼下には陸から入ることのできないビーチがあります。去年の夏、ここで友人の中3の子供達が体験潜水漁をしたいというので仕方なく船に乗せて、この浜に連れてきて3人とも死にかけるというハプニングが起こった忌まわしい浜。その息子、家に帰って母親に一言、
 「俺、輪島の水産高校に行くのやめた・・」
海がキライになっちゃったかな・・・よっぽど怖かったみたい。私もそのとき、しばらく恐怖のあまり足が震えてました。これは洞窟から出てきたお夏さんの祟りかも・・新聞に載らずよかったね・・
それ以来、いくら友達だからといって気安く船に乗せることをヤメにしました。

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高さ約10m、足がすくむ高さです。

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冬の日本海は若くて希望にあふれているカップルより、いろいろな問題を抱えてる(?)無口な熟年カップルのほうが似合います。

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火曜サスペンスドラマの最後のお決まりの現場みたい。

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この岩肌は軽石質砂岩から成り立っており荒波による浸食によってできたもの。水中もこんな感じの岩礁帯が一面に広がっています。早く潜りたいなー。

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海に向かって右側には橋立港の堤防が見えます。風、波ともやや強いが今晩には出漁するでしょう。さぁ、また地味な仕込みをコツコツしようっと!

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多量の材木がタダで手に入り、かなりご満悦なトイジジ、暮れも正月も全く関係なく急ピッチで工事は進む。

2008年1月 3日

ストイックに生きたい

あけましておめでとうございます。さっそくですが仕事以外の今年の目標を挙げてみました。

其の一、マラソン大会に参加する。できれば小松鉄人レースに参加したい。

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やる気はあります。シューズもウェアも新調しました。

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小松鉄人レースにスイムはありませんが、ついでに水着も新調。水泳コーチを6年やっていたのでこちらは得意分野。問題は自転車、こちらは高いのでポンと買うことができない・・・

其の二、戸井亭の2階のデッキ作り

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トイジジの出番、縦横約10Mのとても広いデッキスペース。ここに大きな子供用プールを設置し、バリ島で見かけた白い清潔な布で覆われたデッキチェアにゆったりと座り、ジンベースのカクテル「シンガポールスリング」を一口飲む。、手元にあるゴーギャンのタヒチ滞在記「ノアノア」のページを開くとゴーギャンがこの本のために描いた挿絵が目に入った。デッキに降り注ぐ光の中で、褐色の肌をした裸体の女がベット゛でうつぶせになり、こちらを見つめていた。その目はどこまでも透明で深く静かだった・・。暖かな貿易風に身を委ね、遠くに広がる海をサングラス越しに時折眺める。左手の腕時計はもういらない。 いいねー! でも作る金がなーい! ・・・日が暮れ漆黒の闇に包まれる夜には、数本の篝火のなか、能の敦盛を舞う。 「人生50年 下天のうちに比ぶれば夢幻の如くなり・・・」

ダメだ、妄想がひどい・・狂ってる・・


其の三、水中用ハウジングを買って、加賀の水中写真のパイオニアとなる。

とりあえず今持っているデジカメのハウジングを買うつもり。初夏になったら南方から流れてきた死滅回遊魚を撮る。その写真を使い年末にカレンダーを作り、お得意さんにプレゼント。これでしっかりハートを掴む。

其の四、東京の有名イタリアン、フレンチで食事してパクる。

シシリア料理の「ドン・チッチョ」、植竹シェフの「カノビアーノ」、落合シェフの「ラ・ベットラ」、フレンチの「北島亭」 「レストラン キノシタ」・・・勉強したい料理がたくさんある東京に今年こそ行きたい。

まだまだたくさんありますがキリがないのでこの辺で・・。一つくらい叶うといいな。

2008年01月03日_P1030070.JPG
今日は波の力が弱くサーファー達はかなり長い時間、波待ちしてました。

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