
総勢300人ほどのローディーが集った越前加賀アースライドのスタート前の風景です。天気はあいにくの小雨ですが、ほぼ無風のコンディションです。
今回のアースライドは福井県と石川県をまたぐ120kmの本格ロングライドです。北潟をスタートして、橋立港、柴山潟、木場潟、粟津温泉、山代温泉、山中温泉・・・・、などなど見どころ満載で、かつ、数箇所のエイドでは地元の美味しい特産物をたくさん食べられる、まさに夢のようなツーリングなのです。

今大会のナビゲーターのプロトライアスリート白戸太郎選手の開会宣言です。顔つきは精悍で、カラダは浅黒く締まっており、見るからに速そうです。

夏前に購入した白戸さん監修のビギナー向けのトライアスロン教本のおかげで、珠洲トラを完走することができました。いわば白戸さんは、私の本のなかの先生なのです。感謝してます!

私は石川の自転車連盟(たぶんそういう名称・・)からの依頼でスタッフとして参加しました。私をはじめ加賀トライアスロンクラブの3名の担当箇所は、かなりハマった感のある最後尾のシンガリです。親子連れや、恐れを知らぬママチャリ軍団や、オシャレ小径チャリの方々との並走します。時速15㌔以下で120㌔は行けども行けどもゴールが見えない無限地獄の様相でした。
遊びのつもりでスタッフとして参加したのに、思いっきり仕事をしてしまいました。温厚な私達だから常にホー・チ・ミンおじさんのような、にこやかな笑みをたたえながらの並走です。これが隊列の真ん中担当の血気盛んなオムケン君がシンガリだったら、きっと逆ギレして泣いていたことでしょう。そう考えると、今回の人選は的を得てるのでしょう。
途中、チェーンのハズレやパンク等の修理もしないといけないので、たくさん備品を用意しました。

大きなカガミダイです。手前のクルマダイ(マトウダイ)と比べると、その冗談のような大きさが際立ちます。

カガミダイの皮は名前の通り、鏡のようです。これを参加者の背中に貼り、反射鏡とします。特に峠のトンネル内で効果があります。

タイヤパンクした場合、ロードバイクの方なら替えのチューブを持っているので問題ないのですが、ママチャリだと替えのチューブなど絶対持ってないでしょう。そういう場合は、

アナゴの皮をパッチ代りにしてタイヤに貼り付けて応急処置をします。

ベアリングが不調な場合は、

ちょっと柔らかくて、ネバネバしてますがサケの筋子を代用します。
これくらいのまさかのときの用意はスタッフとして当然の仕事です。
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冗談はさておき、とても楽しい大会でした。
このような屋外のスポーツを楽しむ気持ちはとても清々しいです。
また、呼んでください。いつでも協力します。