潜水漁師が船長を務める石川県橋立漁港の遊漁船

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2010年2月28日

日本海の実力

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七尾の7㌔の寒ブリ、2本とも東京へ。すぐに食べれるように捌いて発送。

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半身は刺身で、もう半身は塩焼きか照り焼きで、アラはブリ大根でお楽しみあそばせ。

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ズワイガニも捌きます。奥さん、このほうが楽でしょ?

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甘エビ、バイ貝、クルマダイ、コウイカ、アジ、ホウボウの昆布締めの六点盛り。オール橋立産の実力。

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橋立産の白子鱈の鍋セット、ここまでご用意して(野菜、うどんまで!)配達する戸井鮮魚を誰か誉めてほしい。私は誉めて伸びる初老間近かの青年なのです。

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クルマダイのホイル焼き、ハタハタの唐揚げ、バイ貝のブルゴーニュ風、ホウボウのフライ、オール橋立産の魚貝オードブル。今晩は橋立尽くしのお料理を堪能し、盛り上がってください!ありがとうございました。

朋有り、遠方より来たる。亦た楽しからず

2010年2月26日

甘エビ漁開始

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通常はズワイ゛カニが禁漁となる3/20以降から始まる甘エビ漁ですが、底引き船一隻だけ、約1ヵ月繰り上げて甘エビ漁を開始しました。

ちなみに甘エビ漁は禁漁期間というものがなく、底引き船自体が禁漁となる7・8月を除き、通年出漁できます。ただ、ズワイガニを引く方が金になるのでカニ解禁の11/7~3/20の間はエビ漁に行かないだけ。

カニの需要が減り値が下がる今頃、そろそろエビ漁に切り替えた方が金になるのかも。ズワイガニ、赤カレイ、ハタハタに、もういい加減、ウンザリしていたので甘エビの登場はとても嬉しいです。

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深海のルビーのような美しい海の宝石、

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バカ売れ間違いなし。

今日の旅する魚屋の道中、お客さんから魚を入れるパックについてのアドバイスを受けました。

お客さん曰く、

 「私のように魚を入れるボールを持ってくると、こんなパックはいらないのよね。

でも、パックしてあると便利だし、魚も早くさばけるし、まぁ、効率を選ぶか、エコを選ぶか、だよね?」

私曰く、

「俺なら断然エロを選ぶね」

・・・・・・

「(無視して)このパック代もバカにならない金額でしょ?」

 

「いや、全然、俺ならむしろエロを選ぶね」

・・・・・・

「・・・まぁ、戸井さん、まだお若いから・・・」

 

わかってもらうまで執拗に続ける。この根気強さが商売の秘訣です!?

2010年2月24日

春の予感

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太陽は白山から昇り、

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日本海へ沈みます。再び明るむために太陽は消え、再生するために太陽は死ぬ。

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海藻とともに春の海がやって来ます。あと一ヶ月ちょっとでワカメ漁の始まりです。早く春の海の水中写真を撮りたいな~

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波、風、ほとんどなし。晴天の今日、遊びに行きたい気持ちをグッと押さえて確定申告の書類作りをします。せめて湘南ビーチFMを聞きながら机に向かおう。ラジオから流れる心地いいボサのおかげで労働意欲もほとんどなし。作業能率極めて悪し。

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スポーツクラブに3年もの間マジメに通えば、トライアスロンに挑戦したくなるのは必然のことか。

まだロードバイクを買ってないけど、とりあえず入会。3月から練習会に参加。ますます深みにハマリます。

2010年2月22日

石川県民体育大会 クロスカントリー競技

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 スイスのスキーリゾートを思わせる白山麓の西山クロスカントリー競技場。大会当日の日曜日はご覧のような素晴らしい晴天に恵まれました。ラッキーとしかいいようがない。

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加賀市代表で出場したクロスカントリー・クラシカルの部。競技では圧倒的に弱いので(みんなクロカン初心者!)、せめて応援だけでも盛大にいきましょう。

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コース上にはレールのような溝があり、このレールにスキーを入れて滑ります。

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選手は一列に並び、時間を空けて、一人づつスタートします。頑張れ トイママ!笑わせてくれ!

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何事においてもハッタリ好きな私、せめて格好だけでも選手っぽくしたいものです。スタート前、小声で、みんなに聞こえるように、「バンクーバ、最終予選までいったのになぁ~・・・」と呟いてみせる。

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ハッタリ選手は滑るまでが勝負。滑ればそれまで。みんなと比べると私の滑りは関節痛で悩むピノキオのようにギコチナイし、前に進んでない・・・

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作戦は上りは歩く、下りは転ばないよう滑る、平地は走る。

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それと、速い選手の競技の邪魔にならないよう、コースを積極的に譲る。どうぞ追い越してください。

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5キロレース・壮年の部で圧倒的最下位だった私。でも順位に何の意味がある? こんな気持ちのいい大会にでれてホントに楽しかったです。白と青の原色の世界にドップリつかり、ますます山の魅力に取りつかれそうです。そういえば最近買ってる雑誌、ほとんど山関係ばかりだし・・・

自転車で日本一周して次はインドへ旅する青年、鈴鹿8時間耐久ロードバイクリレーに出場したお兄さん、雪山を愛するお嬢様、そしてH先生、大会に誘ってくれた皆さんに感謝します。また、来年西山でお会いしましょう!

2010年2月20日

H22 2/22に思うこと

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89年から聞き慣れない響きの90年代になった頃、私はまだ18歳で2/22で19歳になる日、潜水部の先輩と同期の3人で相模大野の駅前の居酒屋で飲んでました。

上京した89年は天安門事件、イランのホメイニ師死去、ベルリンの壁崩壊、・・・とめまぐるしく世界が変化してましたが、日本は依然バブル経済が続き、上京したての私はようやく石川弁が抜けていつの間にか標準語を喋るようになってきてました。

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記憶というのは不思議なものです。去年の誕生日のこともろくに覚えてないのに、20年前の誕生日の景色は、これといって特別なことをしたわけじゃないのに、今でもはっきりと細部まで記憶してます。20年の間のこと、友達と過ごしたこと、女と食事したこと、ダメだ、誕生日に関しては何にも覚えてない・・・

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青梅街道沿いの阿佐ヶ谷のアパートから遠く離れた相模大野駅前、その頃の相模大野駅は再開発以前で、どこにでもある普通の小田急線の駅でした。

どんな用事があったのかはわかりませんが、3年の先輩と1年の同期と私の3人で窓から電車の見える、どこにでもあるような居酒屋で、なかなか馴れないビールを飲んでいました。

ちなみにその同期は今でも付き合いがあり、東京で潜水調査の仕事をしています。私同様、どこかアウトロー的で、まっとうな社会人とは言い難い。先日、スノボーで腰の骨を折ったらしいが、「折れても大丈夫な骨だったから問題ない。さっそく今日、原発の海潜ったよ」とのこと。折れても大丈夫な骨ってあるのか?

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その頃の私の最大の関心はダイビング修行の一つである、夏休みの沖縄居候計画でした。学生は基本的に貧乏であり、スクーバダイビングをするにはやはり金がかかります。ですので約2ヶ月に及ぶ夏休みは仕事という名目でタダで潜れる沖縄離島のダイビングショップに居候する、という夢がありました。

学業に関しては入学した時点で一切放棄(入ったもの勝ち?)してましたので、青春の全てを海に賭けてました。もし、青春を山に賭けた山岳部に入っていたら夏は穂高の山小屋にいただろうし、イタリアン目指すならシチリアに行ってたろうし・・・彼女はいないし、とにかく時間はたくさんありました。

ところで大学の一年に及ぶ一般教養科目ってなんなんでしょう?なんで大学に入ってジャージに着替えて体育しないといけないの?なんでわかりきった日本史を勉強するの? 全くのムダです。あれじゃ学業放棄やむなし。

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「座間味のビーチでお客さん用のカレーを一日中作ってたら日焼けでカラダ真っ黒さ。全ての体毛は金髪になるし、手の甲は真っ黒、手の平は真っ白、まるでカレイの体色のようだったよ」

「潮が引くとさ、海面からサンゴが浮き出るんだ。こんな景色信じられるか?」

「普段はボートで沖に行ってもお客さんの世話係りでなかなか潜れないけど、そんときはさ、お前も潜れって言われたんだよ。でも潜るつもりしてなかったから潜水道具がなくてさ、でもこんなチャンスそうないからタンクにレギュレーターだけつけて、それをメッシュバッグに入れて海に飛び込んだね。その姿、お客さんから受けたね!」

私と同期、眼を丸くして先輩の武勇を聞き入ってました。まさに門前の小僧の丁稚奉公状態の学生バイト。その姿に無茶苦茶憧れました。実際、学生バイトは現地オーナーに「デッチ」と呼ばれてました。

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西表、久米、宮古、座間味にするか、伊豆の三宅か八丈か、いろいろな情報を聞いては驚くことばかり。航空会社の眩しい女性の水着姿の沖縄ポスターじゃない、本当の沖縄、懐深く単身で飛びこまないとわからい世界が知りたい。お客さんじゃなくてお客さんを迎える立場になりたい。そんなことばかり考えてました。

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そろそろ終電が近づき、勘定するとき先輩に、「今日はご馳走様でした」と言おうとしたとき、

「あっ、金持ってきてねぇーや、今日はワリカンな」

これにも驚きました。3年生が1年生と飲みにいき、ワリカンだと言われるの。後にも先にもたった1回の貴重な体験でした。その先輩のレジ前での照れ笑い、まるで昨日のことのように覚えてます。

その照れ隠しか、駅の切符売り場で、

「この切符やるよ、記念に取っとけよ。平成2年2月22日、ゾロ目でしかも戸井の誕生日だ。次に2が揃うのは20年後だな。」

その切符はアッという間に失くしましたが、その記憶だけは失くしていません。これといって特別なことでない、普通の一日でしたがその景色にチリが積もらず、当時から比べて15キロ太り、20年という時間が流れたのに、いまだに後頭部の隅っこで光を放つのは何故なんでしょう。不思議なものです。

まだ大学1年、卒業するまでの時間はまるでアラスカ大陸のように広く、ましてや20年後だなんてホントに訪れるの? と思うくらい永遠を感じました。そしてまもなくその20年後がやってきます。光陰矢のごとし。ただただ驚くやら呆れるやら・・人生は思ってたより速いスピードで流れてるようです。

2010年2月18日

チャンスは一瞬 ハチのように刺せ!

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昨日の早朝の泉の浜の様子。深夜から降り続いた雪が止み、風も弱くなってきました。次の低気圧が接近するまで約1日の時間があります。

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底引き船、ごち網船は出漁準備に追われてます。まずは雪かき、そして滑らないようにホースで水撒き、

 

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新しい網を積み込み準備完了。

船頭の、「離せぃや~」の一言で船はゆっくりと離岸し、まだウネリの残る極寒の沖へ、上下に大きく揺れながら、黒煙をあげて進んでいきます。見てるだけで酔いそう・・・

船の上では漁場に着くまでに、若い衆は船倉に潜り込み、魚箱300箱に氷詰めをして、ママ(食事)して・・・そうこうしてるうちに網を投下、次の網作り、網上げ、、魚選別、パック詰め、の繰り返し。帰港するまで重労働、船酔い、不眠不休。不眠症でなく常眠症、幻覚・幻聴に悩まされる。

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朝に出漁することを゛朝ナギ゛といいます。再びシケが来る次の日の朝まで漁を続けます。

石川は太平洋側からやって来る台風には白山連峰が屏風となり滅法強いですが、大陸からやってくる低気圧には滅法弱いです。

冬の橋立船団はまるで矢吹丈のノーガード戦法のようです。次から次へと襲ってくる低気圧にヤラレ放題ですが、眼は死んでなく、虎視眈々と隙を狙い、チャンスがあれば日本海の懐深くへ踏み込み、カウンターパンチ一発でマットに沈めます。

沖では南西の強い風が吹き、明日からまたシケ模様です。でも春はすぐそこまで来ています。

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秋友ガラスの個展のお知らせ。岐阜の大垣市のギャラリー「我逢人」で2/23~2/27の間に開催されます。

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旅する妄想食堂のときの話。秋友さんをお客様に紹介するときに、

「橋立の底引き船の研修生でインドネシアから派遣されてきたアキト・モーさんです。日本に3年くらいいるのでご覧の通り日本語がかなり上手くなりました。まだラ行の発音が苦手ですが日常生活には困りません。ガラスは琉球で学び・・・」

無茶苦茶言ってゴメンね。お隣りの秋友さんは生粋の大阪人です。

でもお客様達は慈愛に満ちた表情で、ゆっくりとした口調で、そしてジェスチャー付きで、

「日本語、うまいねー」って褒めてたけど・・

おもしろいから、私、悲しい目をして、

「たまにホームシックになるみたいでさ、そんな日は夜、月に向かって゛チョーヨーイ゛って泣き叫ぶみたいよ・・・」

って呟きました。ところで゛チョーヨーイ゛って何語?・・・

芸術家は個性的な容貌のほうが絶対得です。

 

2010年2月16日

今日の旅する魚屋

日・月とナギが続き、まずまずの水揚げがあった橋立港。

今日の旅する魚屋のラインナップを覗いてみましょう。

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小さめのズワイガニ

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ミズダコのボイル

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クルマダイの刺身

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同じくクルマダイのパン粉づけ

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〆サバ

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タラの昆布締め

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タラの切り身と真子

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タラの白子

 

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ハタハタ

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ヤリイカ

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赤カレイ

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ホウボウの一夜干し

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a lot of 惣菜

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Send crab and fresh fishes to Shizuoka. Thanks so much!

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Today's dead stock is today's dinner!

2010年2月14日

妄想食堂大盛況感謝多謝!!

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30名以上のご参加をいただいた゛旅する妄想食堂゛。会場となる「ぎんのくら」にはキッチンと呼べるような空間がないこと、火元は家庭用ガスコンロが2口しかないこと、作業台がないこと、から考えてほとんど自邸で仕込んでのお料理となります。

ご近所さんや兄貴のお嫁さんなどのお力を借りて、前日からトコトン仕込みます。

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料理も中間・期末テストも同じです。事前準備の徹底が一番大事なこと。本番前に成功か失敗かは決まってます。

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長机と座布団は橋立集会場からお借りしてきました。テーブルクロスとランチョンマットを敷けばグッと品が上ります。アットホームな感じがイイネ~。

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会場設置、料理の準備完了。スタッフ達は来客前に「いらっしゃいませ、ありがとうございました!」を大声で100回連呼。・・・ウソ・・・ 20102113 009.jpg

物販もさりげなく設置。干物に洋梨のコンポートに大根寿司。なんという組み合わせか・・・ 20102113 006.jpg

本日のおしながきです。銀座吉兆と対等に勝負できる内容だと自負しております。コストパフォーマンスでいうなら戸井鮮魚の圧倒的勝利です。 20102113 011.jpg

お客様がぞくぞくご来店! 仕込みは充分してあるので、あとはスタッフ達が盛りつけします。私はホスト役に集中します。全ての料理の写真を撮れなかったのは残念でしたが、皆様も食べたつもりでご覧になったください。

お料理の写真は風花さんのブログからもご覧になれます。

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秋友ガラス、浅蔵一華さん、西昌代さんの器に橋立の魚貝を盛り付けます。酒は持ち込みで美味しい地酒が豊富、楽しい会話と笑い声がアチコチから炸裂! 近隣にお住まいの方には私から一言お詫びと、手土産を渡して根回ししてあるので騒いでも大丈夫(?)、今晩は大いに楽しみましょう!

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正真正銘の橋立産ズワイガニです。食べやすいように全て剥いてあります。4000円の会費で何でここまでの料理が出せるか?

それはスタッフの皆さんのボランティア精神のおかげです。人件費の分を全て原価投入しています。普通の料理屋じゃ無理、ありえないことです。

自ら手を挙げて手伝ってくれた方達に支えられています。その嬉しいお気持ち、決して忘れません。生涯大事にします。

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そして甘いデサートでFin。甘いといえば・・

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妄想食堂の最中、私の紹介(追い込み漁?)でめでたくゴールインしたカップルの婚姻届に、証人としてサインしました!

平成のミツバチハッチこと戸井鮮魚からお二人へ、私の願いはただ一つ、

「登山かスキーに行くときは私も連れていくこと」

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私のブログのファンの方、戸井鮮魚のお客様、プライベートなお付き合いのある方、私と考えが似てる方、皆様とたくさんお話ができてとても嬉しく思います。

私自身もとても楽しく、ついついいただいたお酒をたくさん飲み、キッチンで料理を出しているトイママがいつブチ切れるかチョット心配してたのですが・・・、大丈夫(?)みたいでした。 20102113 020.jpg

また、皆様とお会いして楽しい時間を過ごせる次回妄想食堂を計画しています。

18時からのご参加の皆様、ゆっくりと時間を過ごせなくて申しわけなく思います。このことを次回の反省点とさせていただきます。

快く、たくさんの器をお借りすることを了承していただいた陶芸作家の皆様、このご恩は忘れません。感謝・感謝です。ありがとうございました。

柚子小町サイダー、しおサイダーのご寄付をいただきました株式会社Ante様、ありがとうございました。両方ともビックリするくらい美味しいと、とても好評でした。私もお客様とお話をしながら、ジンで割ってグビグビ飲んでました! 南加賀トップクラスの女性経営者Ante様の太っ腹に感服いたしました。

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深夜までかかった妄想食堂の片付け、一度帰りまた早朝に机等の運搬。日曜日はゆっくり休めばいいものをカラダは山を求めて白峰へ。

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一週間後に迫ったクロカン大会の本番コースである゛白峰クロスカントリー競技場で黙々と練習。

この元気、異常じゃないかと我ながら不安を覚えます。

2010年2月11日

潜水組合と加賀市役所とのコラボ

加賀市地域振興部の職員様がぜひ橋立潜水組合とお話がしたいとのこと。

なに、なに? 面白いこと? 2010211 008.jpg

橋立の地図を広げます。右上が橋立漁港、青線で囲まれているのが泉の浜と加佐の岬、黒線で囲まれてるのが樹海のような丘陵地です。

ちなみに自邸は赤い印のところ。

この広大な里山を自然公園に、里海をシーカヤック、フリーダイビング、磯の観察などの体験学習のメッカにする計画があり、そのためには橋立潜水組合のバックアップがどうしても必要だ、とのこと。

橋立潜水組合は子供のため、自然との共存のためなら喜んで協力いたします!

南加賀唯一の磯のある海岸線をもつ橋立は海洋生物の宝庫であり、その手付かずの樹海のような丘陵地は野草や昆虫の宝庫でもあります。

里海と里山との導線の近さ、温泉地からのアクセスの良さ、橋立漁港の魚や調理体験、キャンプ、釣り、海洋実習、昆虫や野鳥の観察・・・どれをとっても一流の田舎がここにはあります。夏の林間学校をすれば全国から生徒を呼べる実力は充分にあるでしょう。そのときは私の船使っていいよ。

市の職員様に潜水組合からではなく、私個人の意見を僭越ながら献上、

「里山にはラン・ウォーキング専用の、自然の景観を生かした周遊コースを作っていただきたい。アップ・ダウンの激しい、それでいてヒザにやさしいクッション性のある道が必要だ。そうすれば年間数万人訪れるという木場潟周遊コースと対等に渡り合える。木場潟が平地のコースであるのに対して、橋立はクロスカントリー的な起伏のあるコースで勝負する。

泉の浜沖でスイム、片野方面へロードバイク、里山でトレイルラン、ちょっとした鉄人レースを開催することができる。レース後は温泉と魚料理が待っている。これからの時代に適合した野性のフィールドにしていただきたい。」

市議会で検討して積極的推進を勝ち取っていただきたいものです。 微力ながら応援いたします!

 

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地図は地図でもこちらはテーブルクロスです。デンマークの海洋図、男心をくすぐります。

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雛人形はキレイだけど男心をくすぐりません。

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妄想食堂、そろそろ仕込み開始です!

2010年2月 9日

強力な助っ人 地サイダー

゛旅する妄想食堂゛に地元企業の(株)Ante様から地サイダーの寄付をいただきました。

ありがとうございます!!

゛橋立の魚貝料理を地元作家さん達の器に盛り付けて、見て楽しみ、食べて心に通じる、大人だけの食事会゛というのコンセプトに賛同していただきました。・・そう理解してよろしいですよね‥?

地元の魚、地元の作家さん、地元のお酒とくれば次に来るのは地元のサイダーしかないでしょう!?

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まずは゛柚子小町゛・・・大正ロマンを代表する芸術家、美人画で有名な竹久夢二が生涯で一番幸せな時を過ごした、金沢・湯桶温泉の天然水と柚子果汁、砂糖だけを使用した、無添加・無着色の特製サイダーです。

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お次は゛しおサイダー゛・・・江戸時代の初めから奥能登・珠洲で続けられてきた揚げ浜式製塩法で作られた希少な海水塩を使用した贅沢なサイダーです。

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2/13の旅する妄想食堂ご参加のお客様にいずれか一本プレゼントいたします! お持ち帰りではなく、「ぎんのくら」でお飲みになって、お味見の感想を聞けたら嬉しいです。

私個人としましては゛しおサイダー゛の塩加減が絶妙でいい! 登山やジョグの合間に飲むと、このほど良い塩分濃度にカラダが歓喜しそうです。

ますます楽しみになってきた、やや暴走気味の゛旅する妄想食堂゛、乞うご期待!

2010年2月 7日

クロスカントリー練習

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トイママの得意の軽返事から急遽出場が決まった石川県民体育大会・クロスカントリー競技。

夫婦揃ってクロカン未経験、それで加賀市代表(!)です。そんなんでいいんですか!?

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加賀チーム代表の方曰く、

「加賀は毎年、素人しかでないから大丈夫。大切なことはクロカンの底辺の拡大だ。take it easy!成績なんて気にせず楽しもうぜ!」

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近くの公園で、みんな揃って練習会。ほとんどみんな初体験です。

クロスカントリーには2種類の走法があり、ノルディック複合で見たことがあるスケーティングして前に進むフリースタイル走法と、スキー板を平行に保ち歩くように前に進むクラシカル走法があり、みんな練習しているのはクラシカル走法です。

ちなみに私は5.0キロコースにエントリーしました。

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スキー板の幅が4~5㎝、エッジなし、つま先だけ固定されているクロカン用のスキーは戸惑うことばかり。ちょっとした斜面を滑る練習をしましたが、止まり方がわかりません。とりあえず転べ、そして立ち上がれ、とのこと。

大会は2週間後、妄想食堂が終わったら次は大会に向けて、レースの進行の邪魔にならない程度のレベルまで練習しないといけません。周回遅れでチンタラ走ってると、後から追いついた先頭集団に、

「邪魔だ、どけ!」

って言われるみたい。白峰まで遊びに来て゛どけ!゛って言われるのヤダなぁ・・・

いずれにせよ、新しいことに挑戦することは素晴らしいことです。肉体の老化を防ぐ筋トレも大事だけど、心の老化を防ぐことはもっと大事なこと。いくつになっても゛驚きの気持ち゛を持ちつづけたいものです。驚きを忘れた心は窓のない部屋と同じです。

先日、スキー場のリフトから、ある高校生のスキー実習の様子をボンヤリと眺めていると、滑る順番を待っている間に、女の子二人、手袋を外して小さい雪だるまを作り、笑い転げてました。

そこなんです。私達が忘れかけている心の弾力、ちょっとしたこと、ほんの短い時間を楽しんでいる感受性の強さ。

この心の弾力が欲しい。いくつになっても夢中になれるもの。これがあれば年を取れば取るほど可能性が広がる。

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外は寒くても、小松の「ぎんのくら」のイベントは熱いです。

2/13(土)の戸井鮮魚の旅する妄想食堂、おかげさまで19:30の部は満員御礼となりましたので締め切らせていただきます。

18:00の部はまだ若干の空きがございます。躊躇されている方がいらっしゃいましたら、エイ!  と勇気をもってお申し込みすることをオススメします。

料理が出揃ったら、スタッフ達も一緒に飲もうか!  と盛り上がっております!

 

 

2010年2月 5日

ひ・と・華 咲かせよう

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猛烈に寒かった今日の゛旅する魚屋゛の道中、いつもお魚や惣菜を買っていただき、お世話になっている小松の九谷焼作家の浅蔵一華さんから嬉しい一言をいただきました。

 「私、ブログ始めてん・・・」

「マジ!? やるね~」

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一華(かずか)さんは1996年に九谷焼作家として初めてとなる文化勲章を受章した浅蔵五十吉氏(1913年生~1998年没)の孫にあたり、生まれながらにしての陶芸家になることを宿命づけられた(?)方なのです。たぶん・・・

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一つ年下の一華さん、金沢美大で工芸デザインを専攻。私は日大でダイビングを専攻。

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従来の九谷焼とは違う、一華さん独自の紋様が特徴です。飾る器というよりか、日常の生活に溶け込んでいる普段着の器です。

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一華さんの紋様は、「雪は天から送られてきた手紙である」という名句を残した加賀の偉人である雪氷学の中谷宇吉郎氏のいう雪花化石のようです。

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その紋様から、雪の結晶、雪が降った跡を思わせる、詩的で一途なロマンチズムを感じるのは私だけでしょうか?ロマンチストの愚か者を目指す私にはググッと引き寄せられる作品ばかりです。

そんな一華さんの気になるブログはコチラをクリックしてください!

2010年2月 3日

2/13(土)の゛旅する妄想食堂゛下見

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2/13(土)の夜に開催する戸井鮮魚の゛旅する妄想食堂゛、今日はその会場となる小松の「Chaka Fook ぎんのくら」で打ち合わせがありました。

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旅する妄想食堂とは゛作家さん達の器を使い、橋立港で水揚げされた魚貝料理を楽しむ゛、というコンセプトの大人のお食事会です。

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何料理というカテゴリーは特になく、あえて言うなら゛戸井鮮魚の橋立料理゛でしょうか。なるべくたくさんの種類の、そして鮮度抜群の魚貝を、少しづつ、食べていただきたいと思ってます。

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前菜

春の彩りで眩しい 白身魚のカルパッチョ

フルーツトマトを壷に見たてたミズダコのマリネ

プリプリトラエビのお造り

白身魚の天然昆布締め

ふきみそのオニギリと大根すし

温かいお料理

バイ貝のブルゴーニュ風

タラと白子のホイル焼き 春の香り添え

橋立ブイヤペース

橋立産ズワイガニの塩茹で

デザート

フルーツコンポート

コーヒー

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こんな感じのメニューでいこうと思います。海況により若干変更する場合はありますが・・・シケが続いたらどうしょう・・・胃が痛くなってきた・・・有酸素運動より減量効果のあるシケダイエット・・

残席わずかとなっております。お早めにお申し込みしていただくと嬉しいです。

 

「戸井鮮魚の旅する妄想食堂」 
   
40名様限定 完全予約制

2月13日(土) 6:00から と 7:30から の2部。

ところ : 「Chaka Fook ぎんのくら」 小松市今江町7丁目327

料金はお一人様(中学生以上) 4000円。
 

お箸で食べれるお料理ばかりですのでお気軽にお越しください。

美味しくて、楽しくて、思い出深いお食事会になるようスタッフ一同気合を入れて頑張ります!!

お酒はエビスビールと梅酒をご用意しております。ただ、日本酒やワインが飲みたくなる料理内容だと思います。ですので これぞ!というお酒の持ち込み大歓迎いたします。もちろん持ち込み料はいただきませんが、必ずハンドルキーパーや代行など利用して飲酒運転は絶対にしないようお願いいたします。
 

戸井鮮魚でご予約受付中です。(40食限定・お早めにどうぞ)
  

   電話 :0761-76-5139(私の携帯に転送されます)

  メール戸井鮮魚 <info@toisengyo.jp>


 

 

 

2010年2月 2日

仕入れと調理

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シャウトする威勢のいいセリ親の叫び、アキンドの値を示す震える指の動き、熱いセリ市がやっと終わりました。今日はどんな魚を仕入れたのでしょうか?

ちょっと覗いてみましょう。

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ホウボウ。サク取りした刺身と、塩焼き用に開きに。

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クルマダイは刺身に。

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白子ダラは鍋用に切り身、昆布締め、パン粉付け、そして贈答に。

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トラエビはそのままパック詰め。刺身でどうぞ。甘くて美味しいのですが、難点は頭がすぐに黒ずむこと。贈答には不向きです。

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アカラは塩焼きか煮付けで。

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赤カレイは同じく塩焼きか煮付けで。ちょっと飽き気味な感あり。

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小さい赤カレイは一夜干しに。ちなみに小さいカレイのことをベタといい、赤カレイの小さいものなら赤ベタ、白カレイなら白ベタと呼んでます。

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 ハタハタも赤カレイ同様、飽き気味です。売れ残ってらすぐに惣菜魚として姿を変えます。ハタハタの南蛮漬け、唐揚げ、開いてパン粉付け・・・

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アンコウはぶつ切りにして鍋用に。

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ズワイガニは贈答に。

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トラエビ以外は全て下処理してパック詰めします。その数、魚箱15箱分くらい。とても時間のかかる、そしてとても大切な作業です。

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発送においても、すぐに食べれるようにしてあります。私の悪筆な文章付きで。

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今日の泉の浜の様子。沖では強烈な西風が吹いてます。シケのため、今日のセリはお休みです。ジムで筋トレして、PTAの会合に出席して、本読んで寝よっと。

 

 

 

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少しのチャンスがあれば、 2010202 024.jpg

短くてもいい、太陽が顔を覗かせれば、

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チーム゛Mt、マゾヒスト゛の出番です。

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芸術的な圧雪のおかげで何の不安もなく滑ることができます。瀬女高原スキー場、大好きです。

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ほぼ貸切のゲレンデ、サイコー!、サイコー!を連呼し、弾丸のように滑ります。脳内ではエンドルフィンが分泌、ランナーズ・ハイかクライマーズ・ハイか、とにかくハイな気分にさせてくれるスキーに感謝!

これでまた延々とした地味な仕込みに耐えれます。

 

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